FAQ (ArcGIS Desktop 10.x 単独使用 (SU) ライセンス)インターネットに接続できないコンピュータでのライセンス認証と認証解除

ナレッジ番号:3498 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/03/26

はじめに

このトピックでは、インターネットに接続できないコンピュータに対して ArcGIS Desktop 10.x (Basic  (ArcView) / Standard (ArcEditor) / Advanced (ArcInfo) ) 単独使用 (SU) ライセンスのライセンス認証、認証解除、および修正を行う方法を説明します。

同時使用(CU)ライセンスのライセンス認証、認証解除、および修正につきましては「(ArcGIS Desktop 10.x 同時使用(CU)ライセンス)インターネットに接続できないコンピュータでのライセンス認証と認証解除」をご参照ください。

ライセンスの認証に関する処理は米国Esri社のライセンス管理サーバーにアクセスして行いますので、ライセンス認証を行うコンピュータがインターネットに接続できない環境に設置されている場合は、別途インターネットに接続可能なコンピュータを使用する必要があります。

  1. ライセンス認証番号の準備
  2. ライセンス認証
  3. ライセンス認証解除
  4. ライセンス修正

1. ライセンス認証番号の準備

ライセンス認証番号は、ESRIジャパンより送付される『ライセンスコンファメーション』、もしくは『保守登録完了通知』に記載されています。各用紙をご準備ください。

また、My Esri に接続されており、[ライセンス情報の表示] 権限をお持ちの方は My Esri にサイン インし、[ライセンス] メニュー → [ライセンス情報] より認証番号をご確認いただけます。

ご参考: My Esri 利用ガイド → ライセンス番号の確認

ArcGIS Developer Subscription のライセンスを利用する場合

ArcGIS Developer Subscription の ArcGIS Desktop 10.x および ArcGIS Engine のライセンス認証番号は、こちらの FAQ に記載された手順で取得してください。

2. ライセンス認証

次の手順にしたがって、ライセンス認証を行ってください。この操作を行うにはコンピュータの管理者権限を持ったユーザーでログオンする必要があります。

注意

本項目の操作を途中で失敗してしまった場合、手順 1 からやりなおしてください。一度アップロードした認証情報ファイルを再度使用することはできません。
本項目の手順 1~12 までのauthorize.txt を作成する手順はライセンス認証を行う PC にて行ってください。別の PC で作成したauthorize.txt を使用してライセンス認証を行うことはできません。

  1. [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcGIS Administrator] をクリックします。 
     
  2. ArcGIS Administrator で、[Desktop] を展開し、[Advanced (ArcInfo)(単独使用)]、[Standard (ArcEditor)(単独使用)]、[Basic (ArcView)(単独使用)] の中から認証されるライセンスを選択してから [今すぐ認証...] をクリックします。

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  3. [ソフトウェア認証ウィザード] ウィンドウの [認証オプション] 画面で、[ソフトウェアをインストール済みで、認証する必要がある。] を選択して、[次へ>] をクリックします。

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  4. [認証方法] 画面で、[ESRI の Web サイトで認証するか、電子メールで認証ファイルを受信。] を選択して、 [次へ>] をクリックします。

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  5.  [認証情報] 画面で、使用者の情報を 半角英数文字で入力し、[次へ>] をクリックします(* 印は入力必須の項目です)。

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  6. [ソフトウェア認証番号] 画面で、ライセンスの認証番号を入力し、[次へ>] をクリックします(画面は ArcGIS Desktop 10.x 単独使用ライセンスの例)。

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  7. [ソフトウェア エクステンションの認証] 画面で、エクステンション ライセンスを使用する場合は [1 つまたは複数の...] をチェックし、使用したいエクステンション ライセンスの認証番号を入力します。エクステンション ライセンスを使用しない場合は、[今回はエクステンションを認証しない。] をチェックして、[次へ>] をクリックします。

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  8. [電子メール 認証] 画面で、[保存] をクリックします。

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  9. ファイルを保存するダイアログが表示されるので、認証情報ファイル(Authorization request file (*.txt))を保存するフォルダとファイル名を指定し(ファイル名のデフォルトは authorize.txt)、[保存] をクリックします( ※注意:ファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。


  10. [電子メール 認証] 画面に戻り、[完了] をクリックします。

  11. 前の手順で保存した「authorize.txt」ファイルをインターネット環境に接続可能な別のコンピュータにコピーします( ※注意: ファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。

  12. 前の手順を操作したコンピュータで Web ブラウザを起動し、My Esri ( https://my.esri.com/)を開き、Esri Accounts のユーザー名とパスワードを入力し、[サイン イン] をクリックします。


  13. My Esri で [ライセンス] タブ をクリックします。

    お客様の Esri アカウントが My Esri 組織に接続されていない場合、[ライセンス] タブ → [セキュアなサイト運営] をクリックし、手順 15. に進みます。
  14. ユーザー ごとに表示されるメニューが異なります。

    • [追加のライセンス フォーム] をクリックします。

  15. My Esri 上の [セキュアなサイト運営] にて [ファイルの選択] をクリックします。

       


  16. [アップロードするファイルの選択] ダイアログで、保存した認証情報ファイル(Authorization request file (*.txt))を指定し(デフォルトは authorize.txt)を選択し、[開く] をクリックします。

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  17. My Esri 上の [セキュアなサイト運営] ページに戻り、[送信] をクリックします。

  18. [ライセンス ファイルのダウンロード] をクリックし、しばらくすると、下記のような画面が表示されるので、 [名前を付けて保存] をクリックし、コンピュータにファイル( authorization. respc )を保存します( ※注意:保存するファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。「セキュリティ保護のため...」 と表示された場合は、ブラウザ上部の [ここをクリックしてください...] をクリックしてください。 
    ※下記の画面は Microsoft Edge での画面です。ご使用のブラウザによっては、画面が異なる場合がございます。

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    どうしても手順 12 ~ 18 の方法で操作ができない場合、米国Esri社にメールで authorize.txt を送付し、authorization.respc を受領する方法もございます。
    ※[セキュアなサイト運営] ページの操作でエラーが表示される場合は、弊社にお問い合わせください。
    • 宛先:authorize@esri.com 
    • 件名:Authorization Request
    • 本文:不要
    • 添付:authorize.txt をパスワードを付けずに添付
    通常、メール送信後 10~20 分程で authorization.respc を受領することができます。組織のセキュリティ設定によっては迷惑メールボックスに振り分けられる可能性もございますので、米国Esri社からのメールが届かない場合は迷惑メールボックスをご確認ください。
  19. 前の手順で保存したファイル(authorization.respc)をライセンス認証したいコンピュータにコピーします( ※注意:ファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。

  20. 再度、手順 1、2 と同じ操作でソフトウェア認証ウィザードを起動し、[ソフトウェア認証ウィザード] ウィンドウの [認証オプション] 画面で、[認証ファイルを Esri から取得済みで、認証プロセスを完了できる。] を選択して、[参照...] をクリックします。

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  21. [認証ファイルを開く] ダイアログでファイル(authorization.respc)を指定し、[開く] をクリック → [次へ>] をクリックします。
     

  22. しばらくすると、[認証の完了] 画面が表示されるので、[完了] をクリックしてウィザードを終了します。

     

3. ライセンス認証解除

ライセンス認証したコンピュータから、別のコンピュータにライセンス認証を移す、もしくはオペレーティング システムを再インストールする際は、認証したライセンス認証をいったん解除する必要があります。ライセンス認証を解除されないと、他のコンピュータにおいて ArcGIS アプリケーションを使用することができません。次の手順でライセンス認証解除を行ってください。

注意

本項目の手順 1~7 までの deauthorize.txt を作成する手順はライセンス認証解除を行う PC にて行ってください。別の PC で作成した deauthorize.txt を使用してライセンス認証解除を行うことはできません。
deauthorize.txt を作成した時点でライセンスが無効となり、該当ライセンスでご利用いただける製品やエクステンションの利用が不可となります。

  1. [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcGIS Administrator] をクリックします。
     
  2. ArcGIS Administrator で、[サポート操作] を展開し、[認証解除] をクリックします。

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  3. [認証解除の方法] 画面で、[Esri の Web サイトまたは電子メールで認証を解除し、認証解除ファイルを受信します。] を選択して、 [次へ>] をクリックします。

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  4. [認証解除オプション] 画面で認証解除するライセンスを選択し、[次へ>] をクリックします。

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  5. [電子メール 認証解除] 画面で、[保存] ボタンをクリックし、コンピューターにファイル( deauthorize.txt )を保存します(※注意:ファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。

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  6. [電子メール 認証解除] 画面に戻り、[完了] をクリックします。
     
  7. 前の手順で保存したファイル(deauthorize.txt)をインターネット環境に接続可能な別のコンピュータにコピーします( ※注意:ファイル のパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。
     
  8. 前の手順を操作したコンピュータで Web ブラウザを起動し、My Esri ( https://my.esri.com/)を開き、Esri Accounts のユーザー名とパスワードを入力し、[サイン イン] をクリックします。

     

  9. My Esri で [ライセンス] タブをクリックします。

    お客様の Esri アカウントが My Esri 組織に接続されていない場合、[ライセンス] タブ → [セキュアなサイト運営] をクリックし、手順 11. に進みます。
  10. ユーザー アカウントごとに表示されるメニューが異なります。

    • [追加のライセンス フォーム] をクリックします。

  11. My Esri 上の [セキュアなサイト運営] にて、 [ファイルの選択] をクリックします。
     


  12. [アップロードするファイルの選択] ダイアログで、保存した認証情報解除ファイル(Deauthorization request file (*.txt))を指定し(デフォルトは deauthorize.txt)を選択し、[開く] をクリックします。

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  13. My Esri 上の [セキュアなサイト運営] ページに戻り、[送信] をクリックします。         
                                                                                                                                                                                                                                  
  14. [ライセンス ファイルのダウンロード] をクリックし、しばらくすると、下記のような画面が表示されるので、 [名前を付けて保存] をクリックし、コンピュータにファイル(deauthorization. respc)を保存します( ※注意:保存するファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。「セキュリティ保護のため...」 と表示された場合は、ブラウザ上部の [ここをクリックしてください...] をクリックしてください。         
                                                           
  15. ※下記の画面は Microsoft Edge での画面です。ご使用のブラウザによっては、画面が異なる場合がございます。  

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    どうしても手順 8 ~ 15 の方法で操作ができない場合、米国Esri社にメールで deauthorize.txt を送付し、deauthorization.respc を受領する方法もございます。
    ※[セキュアなサイト運営] ページの操作でエラーが表示される場合は、弊社にお問い合わせください。
    • 宛先:authorize@esri.com 
    • 件名:Deauthorization Request
    • 本文:不要
    • 添付:deauthorize.txt をパスワードを付けずに添付
    通常、メール送信後 10~20 分程で deauthorization.respc を受領することができます。組織のセキュリティ設定によっては迷惑メールボックスに振り分けられる可能性もございますので、米国Esri社からのメールが届かない場合は迷惑メールボックスをご確認ください。
  16. 前の手順で保存したファイル(deauthorization.respc)をライセンスを認証解除したいコンピュータにコピーします( ※注意:ファイル のパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。
     
  17. 再度ソフトウェア認証ウィザードを起動し、[ソフトウェア認証ウィザード] ウィンドウの [認証解除の方法] 画面で、[認証解除ファイルを Esri から取得済みで、認証解除のプロセスを完了する準備ができています。] にチェックを入れて、[参照...] をクリックします。

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  18. [認証ファイルを開く] ダイアログでファイル(deauthorization.respc)を指定し、[開く] をクリック → [次へ>] をクリックします。
     
  19. しばらくすると、[認証解除の完了] 画面が表示されるので、[完了] をしてウィザードを終了します。

     

4. ライセンス修正

OS 再インストールおよび端末固有の情報を変更される際は、事前に認証解除を行ってください。
認証解除前にライセンス サーバがインストールされているコンピューターのハードウェア構成が変更されたり、バックアップからライセンスが復元された場合、ArcGIS アプリケーションが使用できなくなることがあります 。

認証解除前に OS 再インストールおよび端末固有の情報を変更された場合

認証解除前に OS 再インストールおよび端末固有の情報を変更された際は、以下の手順を行ってください。

  1. [スタート] → [すべてのプログラム] → [ArcGIS] → [ArcGIS Administrator] をクリックします。
    ArcGIS Administrator で、ArcGIS (<コンピュータ名>) → [修正] を展開し、[修正] ボタンをクリックします。

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  2. 処理が完了したら [OK] をクリックします。

[修正] ボタンが表示されない場合は、My Esri よりお問い合わせください。

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