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(ArcGIS Desktop 10.x 同時使用(CU)ライセンス)インターネットに接続できないコンピュータでのライセンス認証と認証解除

ナレッジ番号:3505 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

はじめに

このトピックでは、インターネットに接続できないコンピューターに対して ArcGIS Desktop 10.x (Basic (ArcView) / Standard (ArcEditor) / Advanced (ArcInfo)) 同時使用(CU)ライセンスのライセンス認証、認証解除、および修正を行う方法を説明します。

単独使用(SU)ライセンスのライセンス認証、認証解除、および修正につきましては、「(ArcGIS Desktop 10.x 単独使用 (SU) ライセンス)インターネットに接続できないコンピュータでのライセンス認証と認証解除」 をご参照ください。

ライセンスの認証に関する処理は米国Esri社のライセンス管理サーバーにアクセスして行いますので、ライセンス認証を行うコンピューターがインターネットに接続できない環境に設置されている場合は、別途インターネットに接続可能なコンピューターを使用する必要があります。

  1. ライセンス認証番号の準備
  2. ライセンス認証
  3. ライセンス認証解除
  4. ライセンス修正

1. ライセンス認証番号の準備

ライセンス認証番号は、ESRIジャパンより送付される『ライセンスコンファメーション』、もしくは『保守登録完了通知』に記載されています。各用紙をご準備ください。

また、My Esri に接続されており、[ライセンス情報の表示] 権限をお持ちの方は My Esri にサイン インし、[ライセンス] メニュー → [ライセンス情報] より認証番号をご確認いただけます。

ご参考: My Esri 利用ガイド → ライセンス番号の確認

2. ライセンス認証

次の手順にしたがって、ライセンス認証を行ってください。この操作を行うにはコンピューターの管理者権限を持ったユーザでログオンする必要があります。

注意

本項目の操作を途中で失敗してしまった場合、始めからやりなおしてください。一度アップロードした認証情報ファイルを再度使用することはできません。
本項目の手順 1~9 までのauthorize.txt を作成する手順はライセンス認証を行うPCにて行ってください。別のPCで作成したauthorize.txtを使用してライセンス認証を行うこと はできません。

  1. [スタート] → [すべてアプリ] → [ArcGIS] → [License Server Administrator] をクリックします。
     
  2. ArcGIS License Server Administrator で、[認証] を展開し、認証するライセンスのバージョンを選択して、[今すぐ認証...] をクリックします。

       
       
  3. [ソフトウェア認証ウィザード] ウィンドウの [認証オプション] 画面で、[認証する製品] と [認証オプション] > [ソフトウェアをインストール済みで、認証する必要がある] を選択して、[次へ >] をクリックします。


  4. [認証方法] 画面で、[Esri の Web サイトで認証するか、電子メールで認証ファイルを受信。] を選択して、 [次へ>] をクリックします。


  5.  [認証情報] 画面で、使用者の情報を 半角英数文字で入力し、[次へ>] をクリックします(* 印は入力必須の項目です)。


  6. [認証情報(続き)] 画面で、使用者の情報を選択し、[次へ>] をクリックします(* 印は入力必須の項目です)。


  7. [ソフトウェア認証番号] 画面で、ライセンスの認証番号を入力し、[次へ>] をクリックします(画面は ArcGIS Desktop Standard  × 数量 3、 ArcGIS Desktop Basic × 数量  5 の例)。


  8. [ソフトウェア エクステンションの認証] 画面で、エクステンション ライセンスを使用する場合は [1 つまたは複数の...] を選択して、使用したいエクステンション ライセンスの認証番号とライセンス数 を入力します。エクステンション ライセンスを使用しない場合は、[今回はエクステンションを認証しない。] を選択して、[次へ>] をクリックします。


  9. [保存] ボタンをクリックし、コンピューターにファイル(authorize.txt) を保存します。
    ※Cドライブ直下など、ファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください。


  10. [完了] ボタンでダイアログを閉じ、作成された authorize.txt をインターネット環境接続可能なコンピューターにコピーします。

  11. インターネットに接続されたコンピューターで Web ブラウザを起動し、My Esri ( https://my.esri.com/)を開き、Esri Accounts のユーザ名とパスワードを入力し、[サイン イン] をクリックします。



  12. My Esri で [ライセンス] タブ → [追加のライセンス フォーム] をクリックします。
    ※ユーザー アカウントごとに表示されるメニューが異なります。

    お客様の Esri アカウントが My Esri 組織に接続されていない場合、[ライセンス] タブ → [セキュアなサイト運営] をクリックし、手順 13. に進みます。

      

  13. [セキュアなサイト運営] にて、 [ファイルの選択] をクリックします。


  14. [アップロードするファイルの選択] ダイアログで、保存した認証情報ファイル(Authorization request file (*.txt))を指定し(デフォルトは authorize.txt)を選択し、[開く] をクリックします。


  15. My Esri 上の [セキュアなサイト運営] ページに戻り、[送信] をクリックします。

  16. しばらくすると、下記のような画面が表示されるので、[ライセンス ファイルのダウンロード] をクリック → [名前を付けて保存] をクリックし、コンピューターにファイル( authorization. resps )を保存します( ※注意:保存するファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。「セキュリティ保護のため...」 と表示された場合は、ブラウ ザ上部の [ここをクリックしてください...] をクリックしてください。 
    ※下記の画面は Microsoft Edge での画面です。ご使用のブラウザーによっては、画面が異なる場合がございます。


    どうしても手順 11 ~ 16 の方法で操作ができない場合、米国Esri社にメールで authorize.txt を送付し、authorization.resps を受領する方法もございます。
    ※[セキュアなサイト運営] ページの操作でエラーが表示される場合は、弊社にお問い合わせください。
    • 宛先:authorize@esri.com 
    • 件名:Authorization Request
    • 本文:不要
    • 添付:authorize.txt をパスワードを付けずに添付
    通常、メール送信後 10~20 分程で authorization.resps を受領することができます。組織のセキュリティ設定によっては迷惑メールボックスに振り分けられる可能性もございますので、米国Esri社からのメールが届かない場合は迷惑メールボックスをご確認ください。
  17. 前の手順で保存したファイル(authorization.resps)をライセンス認証したいコンピューターにコピーします( ※注意:ファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。

  18. 再度、手順 2、3 と同じ操作でソフトウェア認証ウィザードを起動し、[ソフトウェア認証ウィザード] ウィンドウの [認証オプション] 画面で、[認証ファイルを Esri から取得済みで、認証プロセスを 完了できる。] を選択して、[参照...] をクリックします。


  19. [認証ファイルを開く] ダイアログでファイル(authorization.resps)を指定し、[開く] をクリックします。


  20. [次へ>] をクリックします。

  21. しばらくすると、[認証の完了] 画面が表示されるので、[完了] をクリックしてウィザードを終了します。


3. ライセンス認証の解除

ライセンス サーバーの役割を他のコンピューターに移したい場合、もしくはライセンス サーバーを稼働させているコンピューターのオペレーティング システムを再インストールするときは、認証したライセン ス認証をいったん解除する必要があります。ライセンス認証を解除されないと、新たにライセンス認証を行うことができません。次の手順でライセンス認証の解除を行ってください。

注意

本項目の手順 1~6 までの deauthorize.txt を作成する手順は、ライセンス認証解除を行うPCにて行ってください。別の PC で作成したdeauthorize.txt を使用してライセンス認証解除を行うことはできません。
deauthorize.txt を作成した時点でファイルを作成した PC では認証解除対象のライセンスの製品やエクステンションの利用が不可となります。

  1. [スタート] → [すべてのアプリ] → [ArcGIS] → [License Server Administrator] をクリックします。
     
  2. ArcGIS License Server Administrator で、[認証] を展開し、[認証解除] をクリックします。



     
  3. [認証解除の方法] 画面で、[Esri の Web サイトまたは電子メールで認証を解除し、認証解除ファイルを受信します。] を選択して、 [次へ>] をクリックします。



     
  4. [認証解除オプション] 画面にて、認証解除するライセンスを選択し、認証解除するライセンス数を入力して、 [次へ>] をクリックします。


     
  5. [保存] ボタンをクリックし、コンピューターにファイル(deauthorize.txt) を保存します。
    ※Cドライブ直下など、ファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください。


     
  6. [完了] ボタンでダイアログを閉じ、作成された deauthorize.txt をインターネット環境接続可能なコンピューターにコピーします。

  7. インターネットに接続されたコンピューターで Web ブラウザを起動し、My Esri ( https://my.esri.com/)を開き、Esri Accounts のユーザ名とパスワードを入力し、[サイン イン] をクリックします。


  8. My Esri で [ライセンス] タブ → [追加のライセンス フォーム] をクリックします。
    ※ユーザー アカウントごとに表示されるメニューが異なります。

    お客様の Esri アカウントが My Esri 組織に接続されていない場合、[ライセンス] タブ → [セキュアなサイト運営] をクリックし、手順 9. に進みます。
     


  9. [セキュアなサイト運営] にて、 [ファイルの選択] をクリックします。


  10. [アップロードするファイルの選択] ダイアログで、保存した認証情報解除ファイル(Deauthorization request file (*.txt))を指定し(デフォルトは deaauthorize.txt)を選択し、[開く] をクリックし ます。

       
  11. My Esri 上の [セキュアなサイト運営] ページに戻り、[送信] をクリックします。
  12. しばらくすると、下記のような画面が表示されるので、[ライセンス ファイルのダウンロード] をクリック → [名前を付けて保存] をクリックし、コンピューターにファイル( deauthorization. resps )を保存します( ※注意:保存するファイルのパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。「セキュリティ保護のため...」 と表示された場合は、ブラウ ザ上部の [ここをクリックしてください...] をクリックしてください。  
    ※下記の画面は Microsoft Edge での画面です。ご使用のブラウザーによっては、画面が異なる場合がございます。  


    どうしても手順 7 ~ 12 の方法で操作ができない場合、米国Esri社にメールで deauthorize.txt を送付し、deauthorization.resps を受領する方法もございます。
    ※[セキュアなサイト運営] ページの操作でエラーが表示される場合は、弊社にお問い合わせください。
    • 宛先:authorize@esri.com 
    • 件名:Deauthorization Request
    • 本文:不要
    • 添付:deauthorize.txt をパスワードを付けずに添付
    通常、メール送信後 10~20 分程で deauthorization.resps を受領することができます。組織のセキュリティ設定によっては迷惑メールボックスに振り分けられる可能性もございますので、米国Esri社からのメールが届かない場合は迷惑メールボックスをご確認ください。
  13. 前の手順で保存したファイル(deauthorization.resps)をライセンスを認証解除したいコンピューターにコピーします( ※注意:ファイル のパス名に全角文字および半角の空白文字が含まれないようにしてください)。
     
  14. 手順 2、3 の手順で認証解除のためのソフトウェア認証ウィザードを起動し、[ソフトウェア認証ウィザード] ウィンドウの [認証解除の方法] 画面で、[認証解除ファイルを Esri から取得済みで、認証解 除のプロセスを完了する準備ができています。] を選択して、[参照...] をクリックします。


       
  15. [認証ファイルを開く] ダイアログでファイル(deauthorization.resps)を指定し、[開く] をクリックします。


       
  16. [次へ>] をクリックします。
     
  17. しばらくすると、[認証解除の完了] 画面が表示されるので、[完了] をしてウィザードを終了します。



4. ライセンス修正

OS 再インストールおよび端末固有の情報を変更される際は、事前に認証解除を行ってください。
認証解除前にライセンス サーバがインストールされているコンピューターのハードウェア構成が変更されたり、バックアップからライセンスが復元された場合、ArcGIS アプリケーションが使用できなくなることがあります 。

認証解除前に OS 再インストールおよび端末固有の情報を変更された場合

認証解除前に OS 再インストールおよび端末固有の情報を変更された際は、以下の手順を行ってください。

  1. [スタート] → [すべてのアプリ] → [ArcGIS] → [License Server Administrator]  をクリックします。
     
  2. ArcGIS License Server Administrator で、ArcGIS (<コンピューター名>) → [修正] を展開し、[修正] ボタンをクリックします。


[修正] ボタンが表示されない場合は、My Esri よりお問い合わせください。

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