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ArcGIS Developer Subscription (ADS) 利用ガイド
ナレッジ番号:119 | 登録日:2023/05/24 | 更新日:2024/08/05
目次
1. はじめに
ArcGIS Developer Subscription(以下、「ADS」と略して記載します)は、複数の ArcGIS 製品やツール、開発およびテスト用のサブスクリプションを含んだ費用対効果の高い、ArcGIS 開発者向けのサブスクリプション プログラムです。
1-1. このガイドについて
このガイドは、「My Esri」での ADS 番号の登録/更新、各 ArcGIS 製品のライセンス番号の取得、およびソフトウェアのダウンロード方法についての操作までの手順を紹介するものです。
1-2. ADS ご利用時の注意事項
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ADS 番号の登録/更新、および ADS に含まれる各 ArcGIS 製品のライセンス認証番号を取得するには、Esri アカウントで「My Esri」という Web サイトにサイン インする必要があります。
- 1 つの Esri アカウントには 1 つの ADS 番号(ADS+9桁の数字)しか登録できません。複数の ADS 番号を続けて登録すると、以前の ADS 番号は上書きされて無効となりますのでご注意ください。
- ADS に付属する ArcGIS Engine および ArcGIS Desktop は単独使用ライセンスとして提供されますが、1 契約で最大 12 台のコンピューターで同時に利用することができます(ライセンス認証および認証解除を含む)。インストールしたアプリケーションを同時に起動することも許可されますが、あくまでも使用できるのは ADS 契約者のみに限定されます。
- ADS に付属する ArcGIS Enterprise は 1 契約で複数台(無制限)のコンピューターにインストールすることができます。
- ArcGIS Enterprise (ArcGIS Server ライセンス タイプ) の 10.5 以降のライセンス認証番号は最新バージョンと共通です。ArcGIS Enterprise (Portal for ArcGIS ライセンス タイプ) で、My Esri 上に表示されていないバージョンのライセンスが必要な場合は、弊社サポート サービスまで申請いただきますようお願いします。
- ADS に含まれるソフトウェアのご利用は社内評価、開発、販売促進に限定されています。エンドユーザーへの納品や社内生産ツールとして利用の場合は、別途、各 ArcGIS 製品をご購入ください。
- ADS には、Q&A サービスとして「製品サポート サービス」が含まれております(利用方法は「サポート サービス(お問い合わせ)の利用方法」をご覧ください)。ただし、このサービスは、ADS に付属する ArcGIS Pro や ArcGIS Enterprise 等のインストールや基本的なユーザーインターフェースの操作方法についてのご質問をお受けするものですので、開発のための API などに関する Q&A サービスをご希望の場合は、別途「開発者サポート サービス」または「コンサルティング サービス」をご契約ください。
2. ADS 番号の新規登録
新規に ADS をご購入されたお客様は以下の手順を行ってください。
- Web ブラウザーを起動し、My Esri にアクセスします。
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サイン イン画面が表示されたら、Esri アカウントのユーザー名とパスワードを入力し、 [サイン イン] をクリックします。
- 「組織に接続」ページが表示されていない場合は、右上のアイコンをクリックして表示された画面で [Profile & Settings] をクリックします。
- 「プロファイルの概要」ページで、[接続] タブをクリックします。
- Esri アカウントと ADS 番号の紐付けを行うには、「組織に接続」ページの [Developer Subscription の場合] 欄のテキストボックスに ADS 番号(ADS +9桁の数字番号)を入力し、[登録] をクリックします。
- 登録に成功すると、「開発者用サブスクリプション」ページに自動で遷移します。[Developer Subscription コード] 欄に ADS 番号が表示されているのを確認します。
※ ADS 番号は「ADS+9桁の数字」です。ADS 番号は納品時のメールを確認いただくか、My Esri で組織に接続されている場合はライセンス ページをご確認ください。
以上で ADS の有効化の操作は完了です。
3. ADS 番号の更新
以前契約した ADS 番号が期限切れとなる場合は、契約を更新することによって新しい ADS 番号が発行され、My Esri からその新しい ADS 番号に更新を行う操作が必要になります。
- Web ブラウザーを起動し、My Esri にアクセスします。前回 ADS 番号を登録した Esri アカウントで My Esri へサインインします。
- 「開発者用サブスクリプション」ページが表示されていない場合は、右上の歯車アイコンをクリックし、[開発者ツール] をクリックします。
- 「開発者用サブスクリプション」ページで [サブスクリプションの更新] 欄のテキストボックスに ADS 番号(ADS+9桁の数字番号)を入力し、[登録] をクリックします。
- 登録に成功すると、有効期限が更新されていることを画面から確認できます。以上で、ADS番号の更新作業は完了です。
※ ADS 番号は「ADS+9桁の数字」です。ADS 番号は納品時のメールを確認いただくか、My Esri で組織に接続されている場合はライセンス ページをご確認ください。
4. 開発/テスト用 ArcGIS 製品の利用
4-1. 各製品のダウンロード方法
ADS 番号を登録すると、ADS に含まれる各製品のソフトウェアを My Esri からダウンロードすることが可能です。
- Web ブラウザーを起動し、My Esri にアクセスします。前回 ADS 番号を登録した Esri アカウントで My Esri へサインインします。
- 「開発者用サブスクリプション」ページが表示されていない場合は、右上の歯車アイコンをクリックし、[開発者ツール] をクリックします。
- 「開発者用サブスクリプション」ページで、[ダウンロード] タブをクリックします。
- 「プロダクト」ページが表示されます。
- [すべてのバージョン] をクリックすると、利用可能な製品の一覧が表示されるので、ダウンロードしたい該当製品とバージョンを選択します。表示された画面に従って必要なコンポーネントをダウンロードします。
ダウンロードの詳細は「My Esri 利用ガイド:製品のダウンロード」も併せてご確認ください。ダウンロードした各製品のインストールや利用方法は「ArcGIS リソース集」から各製品の利用ガイドをご確認ください。
4-2. 各製品のライセンス情報
ADS 番号の登録が完了すると、My Esri から ADS のプランに応じた各製品のライセンス情報を取得することが可能です。
4-2-1. ライセンス認証番号の取得方法
ADS 番号を登録すると、ADS に含まれる各製品のライセンス認証番号を取得することが可能です。
- Web ブラウザーを起動し、My Esri にアクセスします。前回 ADS 番号を登録した Esri アカウントで My Esri へサインインします。
- 「開発者用サブスクリプション」ページが表示されていない場合は、右上の歯車アイコンをクリックし、[開発者ツール] をクリックします。
- 「開発者用サブスクリプション」ページで、[認証] タブをクリックします。
- 利用可能な製品の一覧が表示されるので、ライセンス認証を行いたい該当製品の「+」アイコンをクリックして展開します。製品のライセンス認証番号が表示されるので、選択してクリップボードにコピーします。
- コピーしたライセンス認証番号を使用して、製品のインストール時にライセンス認証を行います。
ADS で提供される各製品のライセンスには、付属するエクステンションのライセンスも含まれます。各製品のライセンス認証時にエクステンションのライセンス認証番号を入力するページが表示されますが、個別に入力する必要はありません。
ライセンス取得の詳細は「My Esri 利用ガイド:ライセンスの利用」も併せてご確認ください。 各製品のインストールや利用方法は、「ArcGIS リソース集」から各製品の利用ガイドをご確認ください。
4-2-2. ライセンス ファイルの取得方法
「4-2-1. ライセンス認証番号の取得方法」の他に、予めライセンス ファイルを取得して、各製品のライセンスを認証することも可能です。
※ ライセンス ファイルは、ソフトウェア認証ウィザードにユーザー情報とライセンス認証番号を事前入力するために使用できるテキスト ファイルで、各ソフトウェアによって形式が異なります。
ArcGIS Desktop, ArcGIS Engine, ArcGIS Server の場合 *.prvc Portal for ArcGIS (バージョン 10.7 以降) の場合 *.json 以下に ArcGIS Enterprise 11.0 (ArcGIS Server ライセンス タイプ) を例にその手順を示します。
- Web ブラウザーを起動し、My Esri にアクセスします。前回 ADS 番号を登録した Esri アカウントで My Esri へサインインします。
- 「開発者用サブスクリプション」ページが表示されていない場合は、右上の歯車アイコンをクリックし、[開発者ツール] をクリックします。
- 「開発者用サブスクリプション」ページで、[ライセンス] タブをクリックすると下にメニューが表示されます。表示されたメニューの [Esri 製品のライセンス使用] をクリックします。
- 画面中央にある ArcGIS Enterprise のアイコンをクリックし、[バージョン]、[ライセンス タイプ]、[ライセンス] を順番に選択し、[次へ] をクリックします。
- サーバー ライセンス ロールとして、 [ArcGIS GIS Server Advanced] のチェックボックスをオンにし、[次へ] をクリックします。
- [エクステンションの選択] 画面が表示されます。エクステンションについては、ライセンス ファイル作成時に個別に選択する必要はありません。デフォルトで ADS で利用可能な全てのエクステンションが含まれます。[次へ] をクリックして、エンド ユーザー情報の入力画面に進みます。
- 入力例を参考にしながら、ユーザーの情報として、必須の箇所を入力して、[次へ] をクリックします。
- ライセンス ファイルの情報を確認し、[ライセンス ファイルの配布方法] から [ダウンロード] もしくは [電子メール] を選択します。 次に [このライセンス ファイルの配置タイプは何ですか?] のドロップダウンで配置タイプを選択して、[ファイルの作成] ボタンをクリックします。
入力例)
項目 入力内容 氏名(名) 太郎 氏名(姓) 山田 通常使用する電子メール taro_yamada@test.domain.com 電話番号 03-3222-3941 組織サイト名(会社/組織名) ESRIジャパン株式会社 住所 平河町2-7-1 市区町村 千代田区 ステート(都道府県) Tokyo 国/地域 日本国 郵便番号 102-0093 ライセンス ファイルの配置タイプで表示される項目は、製品によって異なる場合がございます。この項目はライセンスの作成目的を記録しておくためのものです。選択した内容は、後からライセンス ページで確認・変更することができます。
ライセンス取得の詳細は「My Esri 利用ガイド:ライセンスの利用」も併せてご確認ください。 各製品のインストールや利用方法は、「ArcGIS リソース集」から各製品の利用ガイドをご確認ください。
5. 参考情報
5-1. アカウントを組織に接続する
弊社サポート サービスにお問い合わせいただくには、現在使用されているアカウントをお客様の My Esri の組織に接続する必要があります。まだ組織に接続されておらず、接続を希望する場合は「My Esri 利用ガイド:My Esri に接続」の「2. 組織情報に接続」をご確認ください。すでに組織に管理者がいる場合は、管理者に自身のアカウントの招待を依頼してください。
5-2. サポート サービス(お問い合わせ)の利用方法
「5-1. アカウントを組織に接続する」が完了すると、お問い合わせフォームが利用できるようになります。利用方法は「My Esri 利用ガイド:お問い合わせ」をご確認ください。
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ADS 番号の登録/更新、および ADS に含まれる各 ArcGIS 製品のライセンス認証番号を取得するには、Esri アカウントで「My Esri」という Web サイトにサイン インする必要があります。