FAQ
Portal for ArcGIS 指定ユーザー ライセンスのセットアップ (ポータル サイトも活用したい・しているユーザー向け / ArcGIS Enterprise 11.3 以前)

ナレッジ番号:3170 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2026/02/26

概要

Portal for ArcGIS ポータル サイトをすでに活用(ポータル サイト上でのコンテンツの共有・解析・編集 等)している、またはこれから活用を予定していて、それにあわせて Portal for ArcGIS の指定ユーザー ライセンスを用いて ArcGIS Pro を利用する方へ向けて、セットアップの方法を説明します。
本 FAQ は、バージョン 11.3 以前の ArcGIS Enterprise (Portal for ArcGIS) を用いる場合の手順となります。

また、Portal for ArcGIS の指定ユーザー ライセンスで、ArcGIS Pro を認証する際は、インストール・セットアップする Portal for ArcGIS のバージョンや、Portal for ArcGIS の利用状況・方針によって、認証までの手順が異なります
そのため、本 FAQ の手順に進む前に、下記を確認した上で、該当する FAQ の手順を参考に認証することを推奨します。

前提

ArcGIS Enterprise (Portal for ArcGIS) は、オンプレミスで ArcGIS の Web GIS ポータル サイトを構築するためのサーバー製品です。そのポータル サイトのユーザー アカウントに対して、ArcGIS Pro のライセンスを割り当てることでライセンスを管理する方式を、指定ユーザー ライセンスと呼びます。この方式で ArcGIS Pro のライセンスを構成するには、相互に通信できる Portal for ArcGIS および ArcGIS License Manager を、任意のコンピューターにセットアップする必要があります。
参考: ArcGIS Enterprise の指定ユーザー ライセンス

Portal for ArcGIS ポータル サイトの全ての機能を有効にし、かつ Portal for ArcGIS の指定ユーザー ライセンス (ArcGIS Enterprise 指定ユーザー ライセンス) で ArcGIS Pro を利用できるようにするには、下記の製品をセットアップする必要があります。

  • Portal for ArcGIS
  • Portal for ArcGIS 用の ArcGIS Web Adaptor
  • ArcGIS Server
  • ArcGIS Server 用の ArcGIS Web Adaptor
  • ArcGIS Data Store
  • ArcGIS License Manager (ArcGIS License Server Administrator)

ArcGIS Pro を、Portal for ArcGIS の指定ユーザー ライセンス (ArcGIS Enterprise 指定ユーザー ライセンス) で利用するには、以下のいずれかを満たすことを確認します。

  • ArcGIS Enterprise の保守契約が有効であること
  • ArcGIS Developer Bundle の契約が有効であること
  • 旧 ArcGIS Developer Subscription の契約が有効であること

手順

本 FAQ における、ArcGIS Pro への認証までの作業フローは下記となります。


  1. 下記ページよりアクセスできる [ArcGIS Enterprise 基本構成セットアップガイド] の [2. 事前準備と環境設定] を確認した上で、当ガイドの p.5 にある表に、Portal for ArcGIS を構築するマシンの FQDN をメモします。
    ArcGIS Enterprise 基本構成セットアップガイド (pp.5, 7-12)

  2. 任意のコンピューターに、ArcGIS License Manager をインストール、セットアップします。下記ヘルプの [ArcGIS License Manager のインストール] にしたがいセットアップを進めます。
    ライセンス マネージャーのインストールと起動
    ArcGIS License Manager は、Portal for ArcGIS をセットアップするコンピューターから参照できる任意のコンピューターに配置します。これらは同一のマシンに構築しても問題ありません。

  3. ArcGIS License Manager をセット アップしたコンピューターのホスト名および MAC アドレスを確認し、手元に控えます。

    1. Windows の [スタート] → [ArcGIS] → [License Server Administrator] と進み License Server Administrator を開きます。
      Linux の場合、License Server Administrator をインストール ディレクトリから起動するには、次のコマンドを使用します。
      <インストール パス>/arcgis/licensemanager/LSAdmin。
    2. [コンテンツ] ウィンドウで [認証] をクリックし、下部の [コンピューター ID] をクリックします。
    3. 表示されるホスト名および MAC アドレス (または仮想環境の場合は クラウド インスタンス ID) を控えます。[保存] をクリックすると、これらの情報をテキスト ファイルで出力できます。

  4. My Esri にて Portal for ArcGIS のライセンス ファイルを取得します。下記ヘルプにしたがい進めます。
    My Esri からのポータル ライセンス ファイルの取得 - ポータル ライセンス ファイルの取得
  5. 下記ヘルプの [Enterprise ポータル 10.7 以降で使用するライセンス マネージャーでの指定ユーザー認証ファイルの認証] にしたがい、ArcGIS License Manager (ArcGIS License Server Administrator) へ手順 3 で取得したライセンス ファイルを構成します。
    Enterprise ポータル 10.7 以降で使用するライセンス マネージャーでの指定ユーザー認証ファイルの認証

  6. ポータル サイトの構築をこれから行う場合…5-a
    ポータル サイトの構築がすでに完了している場合…5-b
    へ進みます。
    6-a. ArcGIS Enterprise ポータル サイトを構築します。下記ページよりアクセスできる [ArcGIS Enterprise 基本構成セットアップガイド] に沿って、ArcGIS Enterprise に含まれる各コンポーネント (Portal for ArcGIS、ArcGIS Server、ArcGIS Data Store、ArcGIS Web Adaptor) のセットアップを行います。
    ArcGIS Enterprise 基本構成セットアップガイド
    • P7  [2.事前準備と環境設定] において必要なインストーラーのダウンロードはこちらから
    • P16 Portal for ArcGIS のセットアップ [3.2. ポータル サイトの作成] では、ライセンス ファイルとして手順 3 で作成した JSON ファイルを指定します。
    • P28 ArcGIS Server のセットアップ [4.1. ArcGIS Server のインストール] では、 ArcGIS Server のライセンスをオンラインで認証する流れを紹介しています。オフライン環境の場合は、手順 10 から 16 までを、下記ドキュメントの手順に読み替えます。
      オフライン環境でのArcGIS Server 11.x のソフトウェア認証方法
  7. 6-b. 下記ヘルプの [ライセンスのインポート] にしたがい、ポータル サイトへ手順 3 で取得したライセンス ファイルをインポートします。
    ライセンスのインポート - ライセンスの管理

  8. 下記ヘルプの [1 つの製品のアドオン ライセンスの構成] より、組織のメンバーに ArcGIS Pro のライセンスを割り当てます。
    1 つの製品のアドオン ライセンスの構成 - ライセンスの管理

  9. 下記ヘルプの [ArcGIS Pro でのライセンス ポータルへの接続] にしたがい、ArcGIS Pro において Portal for ArcGIS ポータル サイトを指定しサイン インします。
    ArcGIS Pro でのライセンス ポータルへの接続 - ArcGIS Pro ライセンスの構成

備考

クライアント PC の ArcGIS Pro と、ライセンス サーバーとなる License Manager が通信するためには、ライセンス サーバーとして使用するコンピューターのファイアウォールのポートの開放が必要です。開放手順は以下の FAQ を参照します。
ライセンス サーバのポート開放手順

License Manager の使用するポートはデフォルトでは 27000 です。これを明示的に変更、固定するには以下の FAQ を参照します。
ファイアウォールが構築されたネットワーク環境でライセンス マネージャが使用するポートを固定してポートを開放する方法

関連する質問

メタデータ

種類

機能

製品

バージョン