FAQ
ライセンス サーバのポート開放手順
ナレッジ番号:3444 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ArcMap や ArcGIS Pro を同時使用ライセンスで利用される場合、クライアント PC の対象製品とライセンス サーバーが通信するためには、ライセンス サーバーとして使用するコンピューターのファイアウォールのポートの開放が必要です。
手順
Windows のファイアウォールの既定の設定では、すべての送信ネットワーク トラフィックを許可していますので送信の規則を設定する必要はありません。ただし、送信ネットワーク トラフィックを制限している環境においては、受信の規則の設定と同様に送信の規則を設定する必要がある場合もあります。- Windows の [コントロール パネル] → [システムとセキュリティ] をクリックします。
- システムとセキュリティで、[Windows Defender ファイアウォール] (または [Windows ファイアウォール]) をクリックし、[詳細設定] をクリックします。
- [セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール] ウィンドウが表示されます。
- 左ツリーの [受信の規則] をクリックして選択後、[受信の規則] を右クリック → [新しい規則] をクリックします。
- 新規の受信の規則ウィザード画面が開きます。[ポート] ラジオ ボタンを選択して、[次へ] ボタンをクリックします。
- [TCP] ラジオ ボタンと [特定のローカル ポート] ラジオ ボタンを選択し、[特定のローカル ポート] に「27000」と入力します。入力後、[次へ] ボタンをクリックします。
- [接続を許可する] ラジオ ボタンを選択し、[次へ] ボタンをクリックします。
- ご使用のネットワーク環境に合わせてチェック ボックスをオンにし、[次へ] ボタンをクリックします。
Windows の [コントロールパネル] → [ネットワークと共有センター] でご使用のネットワークをご確認ください。
- 作成した規則に任意の名前をつけます。名前をつけたら [完了] ボタンをクリックして規則を作成します。
- 引き続き、ARCGIS.exe が通信を行うためのプログラムの設定をします。[セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール] ウィンドウで [受信の規則] を右クリックして [新しい規則] をクリックします。
- [プログラム] ラジオ ボタンを選択して、[次へ] ボタンをクリックします。
- [このプログラムのパス] ラジオ ボタンを選択して、フォームに「ARCGIS.exe」のファイル パスを入力します。ファイル パスを指定した後、[次へ] ボタンをクリックします。
Windows OS の 64 bit 環境でインストール場所がデフォルトの場合、パスは以下となります。
・ArcGIS License Manager 2021.0 以降の場合
C:\Program Files\ArcGIS\LicenseManager\bin\ARCGIS.exe
・ArcGIS License Manager 2018.0 ~ 2020.1 の場合
C:\Program Files(x86)\ArcGIS\LicenseManager\bin\ARCGIS.exe
・ArcGIS License Manager 10.5, 10.5.1の場合
C:\Program Files(x86)\ArcGIS\License10.5\bin\ARCGIS.exe
また、ダイアログ上の [参照] ボタンからファイルを指定することも可能です。 - [接続を許可する] ラジオ ボタンを選択して、[次へ] ボタンをクリックします。
- ご使用のネットワーク環境に合わせてチェック ボックスをオンにし、[次へ] ボタンをクリックします。
- 作成した規則に任意の名前をつけます。名前をつけたら [完了] ボタンをクリックして規則を作成します。
- [操作] メニュー → [最新の情報に更新] をクリックして最新の情報に更新します。
- [セキュリティが強化された Windows Defender ファイアウォール] ウィンドウおよび [コントロール パネル] を閉じます。ポート開放の手順は以上です。
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