FAQ
ArcGIS Pro: フォルダーやジオデータベースに格納された複数のデータをまとめて投影変換を行うには

ナレッジ番号:6052 | 登録日:2025/12/09 | 更新日:2026/02/03


概要

同一のフォルダーやファイル ジオデータベース内にある複数のベクター/ラスター データに対して、投影法の一括変換する方法として、ModelBuilder を使用する手順を以下に記載します。

補足情報

ベクター データの場合、ModelBuilder を使わずに [投影変換のバッチ処理] ツールを利用することで、複数データをまとめて投影変換することが可能です。初心者や簡単な一括処理を行いたい場合は、この方法がより手軽でおすすめです。一方、 ModelBuilder は予めパラメーターを設定した状態での処理の再利用や別のツールを含めた処理の自動化、モデルの共有を行いたい場合に適しています。
[投影変換のバッチ処理] ツールの詳細は、こちらをご参照ください。

前提条件

  • 入力データの座標系は複数の座標系が混在しないよう、同一の座標系を使用してください。
  • 入力データの座標系と出力座標系の関係に応じて、適切な「地理座標系変換(測地系変換)」を指定してください。
    地理座標系変換の例:
    • 日本測地系(GCS_Tokyo)←→ 日本測地系 2000(GCS_JGD_2000): Tokyo_To_JGD_2000_NTv2
    • 日本測地系 2000(GCS_JGD_2000)←→ 日本測地系 2011(GCS_JGD_2011): JGD_2000_To_JGD_2011_NTv2_1
     

ベクター データの場合

手順

  1. [解析] タブ → [ModelBuilder] をクリックし、モデル ビューを開きます。


  2. [ModelBuilder] タブの [反復] をクリックし、[フィーチャクラスの反復] を選択します。

  3. [フィーチャクラスの反復] 反復子をダブルクリックして、 [ワークスペース、またはフィーチャ データセット] に、対象のフォルダーまたはファイル ジオデータベース(必要に応じてフィーチャ データセット)を指定して、 [OK] をクリックします。

  4. 以下の図のように [ジオプロセシング] ウィンドウから [投影変換] ツールをモデル ビューにドラッグ&ドロップします。


  5. 入力データとツールを接続します。入力データをクリックしたまま、[投影変換] ツールの上までマウス カーソルを移動します(マウスを長押し)。その後 [入力データセット、またはフィーチャクラス] を選択します。


  6. [投影変換] ツール エレメントをダブルクリックして、 [出力データセット、またはフィーチャクラス] で、出力先およびファイル名を以下のように設定します。

    ・ シェープファイルに出力する場合: 出力先の フォルダー名\%名前% .shp
    ・ ファイル ジオデータベースに出力する場合: 出力先のファイル ジオデータベース名( .gdb)\%名前%

    ※ %名前% はインライン変数で、入力データとして指定するファイル名を出力データに引き継ぎます。
  7. [出力座標系] や [地理座標系変換] (異なる地理座標系に変換する場合に設定)の設定を行い、 [OK] をクリックします。

  8. [モデル] メニュー → [実行] をクリックして、モデルを実行します。

モデル作成例




ラスター データの場合

手順

  1. [解析] タブ → [ModelBuilder] をクリックし、モデル ビューを開きます。
  2. [ModelBuilder] タブの [反復] をクリックし、[ラスターの反復] を選択します。
  3. [ラスターの反復] 反復子をダブルクリックして、 [ワークスペース] に、対象のフォルダーまたはファイル ジオデータベース(必要に応じてフィーチャ データセット)を指定して、 [OK] をクリックします。
  4. 以下の図のように [ジオプロセシング] ウィンドウから [ラスターの投影変換] ツールをモデル ビューにドラッグ&ドロップします。


  5. 入力データとツールを接続します。入力データをクリックしたまま、[ラスターの投影変換] ツールの上までマウス カーソルを移動します(マウスを長押し)。その後 [入力ラスター] を選択します。
  6. [ラスターの投影変換] ツール  エレメントをダブルクリックして、 [出力ラスター データセット] で、出力先およびファイル名を以下のように設定します。

    ・ ファイル ジオデータベースに出力する場合: 出力先のファイル ジオデータベース名( .gdb)\%名前%
    ・TIFF や JPEG として出力する場合: 出力先の フォルダー名\%名前% .<拡張子>

    ※ %名前% はインライン変数で、入力データとして指定するファイル名を出力データに引き継ぎます。
  7. [出力座標系] や [地理座標系変換] (異なる地理座標系に変換する場合に設定)、 [リサンプリング手法] の設定を行い、 [OK] をクリックします。

  8. [ModelBuilder] タブの  [実行] をクリックして、モデルを実行します。

モデル作成例




関連情報(ヘルプ)

※ ModelBuilder に関するお問い合わせにつきましては、「保守サポートサービスのお問い合わせに関する留意事項」をご確認ください。

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