FAQ
ラスターに座標系を設定したい (投影法の定義)
ナレッジ番号:2917 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
説明
ラスター (ラスター データセット、ラスター カタログ、モザイクデータセットを含む)に座標系を定義するには、ArcToolbox の [投影法の定義] ツールを使用するか、または、カタログウィンドウにてレイヤーの [プロパティ] にて座標系を定義します。
単一のラスターに対して、座標系を設定する場合
[データ管理ツール] → [投影変換と座標変換] → [投影法の定義] ツールを使用します。
複数のラスターに対して、一括で座標系の設定をする場合
[投影法の定義] ツールをバッチ処理で実行します。
- ArcToolbox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標変換] → [投影法の定義] ツールを右クリックし [バッチ] をクリックします。
- 「入力データセット、またはフィーチャクラス」「座標系」の列で構成された [投影法の定義] のダイアログが表示されます。
- [投影法の定義] ダイアログ内の右側にある「+」ボタンをクリックし、一度に投影法の定義をしたいデータの数だけ入力行を追加します。
- 「入力データセット、またはフィーチャクラス」部分の空欄を右クリックし、変換したいデータを指定します。
- 入力欄を右クリックし「データの追加」(複数)」を使用すると同じフォルダー内のデータなら、一度に指定することができます。
- 「座標系」部分を右クリックし、定義したい座標系を指定します。また、指定済みの座標系が表示されている部分を右クリックし、「他レコードへ適用」をクリックしますと、他の入力データにも同じ座標系が適用できます。
- 入力が完了したら [OK] ボタンをクリックします。
ModelBuiler を使用する方法: フォルダーに格納された複数のデータに対してまとめて投影法の定義を行うには
カタログ ウィンドウを使用する場合
- カタログ ウィンドウにて、座標系が未定義のラスターを右クリックして[プロパティ]を開きます。
- [一般] タブ をクリックし、[空間参照] 欄にある[編集]ボタンをクリックします。
- [選択] ボタンをクリックします。
- データの持っている座標値に一致する座標系を指定してください。
注意事項
- 座標系を設定する際には、データが持っている座標値に一致する座標系を定義してください。
座標値から座標系を判別するには、 こちらのFAQをご参照ください。 - 投影法の定義と投影変換は異なります。既に座標系が定義されているラスターの座標系を変更する目的でこの操作を行わないで下さい。この場合はArcToolbox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標変換] → [ラスター] → [ラスターの投影変換] ツールで座標系の変換を行なってください。
- 未定義のラスタ データの座標値が持つ座標系と異なる座標系に変換したい場合には、一旦ラスタデータの座標値と同じ座標系を定義した後に、ArcToolbox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標変換] → [ラスター] → [ラスターの投影変換] ツールで座標系の変換を行なってください。
- ラスタデータにおいて正しい座標値(位置情報)を持っていないデータ (例えば紙図面をスキャンしたものなど) の場合には、ジオリファレンスが必要です。 ジオリファレンス(ラスターの位置合わせ)をするには?
ご参考 投影法の定義と投影変換の違いは?
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