FAQ
ArcGIS Pro: 複数のレイヤー(データ)を1つにまとめたい (アペンド、マージ)

ナレッジ番号:5638 | 登録日:2023/10/06 | 更新日:2024/11/21

概要

複数のデータをひとつにまとめたい場合は、[アペンド (Append)] ツールまたは [マージ (Merge)] ツールを使用します。
結果を新規データとして作成するかによってこれらのツールを使い分けてください。
ただし、[入力データセット] は、すべて同じデータ タイプ(ポイント、ライン、ポリゴン、テーブル)である必要があります。

操作手順

既存のデータに別のデータのフィーチャを追加する場合

[解析] タブ → [ツール] → [ツールボックス] タブ → [データ管理ツール] → [一般] → [アペンド] ツールでは、既存のデータに別データのフィーチャを追加する処理を行います。
また、[ターゲット データセット] に指定したデータに上書きされますので、[アペンド (Append)] ツールを 使用する場合にはあらかじめ [ターゲット データセット] に指定するデータのコピーを行い、 データのバック アップを作成した上でのツールの実行をお勧めします。

[入力データセット] と[ターゲット データセット] に指定するデータは、属性の定義 (構造) が同じであることが望ましいですが、属性の定義 (構造)が異なる場合は、[フィールド マップ] を利用することで、どのフィールドを1つにまとめるか等の設定を行うことができます。
あるいは、[フィールド マッチング タイプ] にて [フィールド マップを使用してフィールドの違いをリコンサイル] または [スキーマが一致しない場合はスキップして警告する] に設定すると、フィールド定義が一致していなくてもアペンド処理を行うことができます。

まとめた結果を新規データとして出力する場合

[解析] タブ → [ツール] → [ツールボックス] タブ → [データ管理ツール] → [一般] → [マージ] ツールでは、[入力データセット] に指定した複数のデータを1つにまとめ、結果を [出力データセット]として新規に作成します。
また、属性テーブルの定義(構造)が同じでなくてもツールを実行できます。

出力データセットがシェープファイルで、入力データセットの総量がシェープファイル(を構成するファイル)のサイズ上限 (2GB) を超える場合は、処理に失敗する恐れがあります。ご注意ください。

補足情報

[フィールド マップ] 欄には出力フィーチャクラスに追加されるフィールドの名称やタイプが表示されます。
フィールド プロパティを変更したり異なるフィールドを1つにまとめたい場合は、[フィールド マップ] を設定します。
例えば、数値型のフィールドに対して Text 型のフィールド値を入力すると処理に失敗しますので、その場合はフィールド タイプを変更してご対処ください。

  1. [フィールド マップ] 欄で該当のフィールドを選択し [プロパティ] タブをクリックします。
  2. [タイプ]や [精度]を変更します。
  3. [実行] をクリックし、処理を開始します。
フィールド マップ (フィールド マッピング) の詳細については「ArcGIS Pro: ジオプロセシング ツールの実行時に、出力フィーチャクラスのフィールドの設定をしたい (フィールド マッピング)のFAQ」でご確認ください。

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