FAQ
e-Stat の統計データを加工したい

ナレッジ番号:3360 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/11/06

概要

e-Stat からダウンロードした統計データを ArcGIS Desktop に追加し、境界データとの結合を行うにはデータの整形が必要です。統計データはテキスト ファイルの形式ですが、フィールド タイプを明示的に指定されておらず、ヘッダーが1行にまとまっていないためです。
今回は、Microsoft Excel でデータの整形を行う手順をご紹介します。

手順

※統計データのテキスト ファイルを Microsoft Excel で直接開くと、意図しないフィールド タイプが指定される恐れがございますので、必ず以下の手順で操作を行ってください。
  1. Microsoft Excel を開きます。
  2. [データ] タブ → [データの取得と変換] グループ → [テキスト または CSVから] ボタンを使用して、当該統計データをインポートします。
     ※コマンド名は、ご利用になる Microsoft Excel のバージョンによって異なります。
  3. [区切り記号] 欄にて、「コンマ」を選択し、[データの変換] をクリックします。
  4. Power Query エディターにて「KEY_CODE」列を選択し、[ホーム] タブ → [変換] グループ → [データ型] を 「テキスト」に変更します。
     ※境界データの KEY_CODE フィールドがテキスト型のため。
  5. 1行目のデータは不要ですので、削除します。
    [ホーム] タブ → [行の削減] グループ → [行の削除] → [上位の行の削除] を選択、[行数] に「1」と入力して[OK] をクリックます。
  6. 変更が完了したら、[ホーム] タブ → [閉じて読み込む] をクリックします。
  7. ファイルを Excel (*.xlsx) 形式で保存します。
  8. 必要に応じて、統計情報に含まれている「X」や「-」 を削除するか別の値に置き換えます。
    Excel では本来フィールド タイプの定義ができず、列に入力された値をもとに、ArcGIS でどのフィールド タイプで読み取られるかが決定されます。したがいまして、数値として扱いたい統計情報からは数値以外の文字を省いておく方が GIS で扱いやすいです。

補足情報

整形後の統計データを境界データと結合する方法につきましては、以下の FAQ に記載の方法をお試しください。

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