FAQ
ArcGIS Pro: テーブル結合をしたい
ナレッジ番号:3216 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2025/06/17
概要
フィーチャ レイヤーと他のテーブルで共通の値をとるフィールドがある場合、フィーチャからテーブルの情報を参照できるように関連付ける操作を行うことができます。ここでは、それぞれのレコードを1 対 1で関連付けるテーブル結合の方法について説明します。
テーブル結合の前提条件
- 共通の値をもつキー フィールドは同じフィールド タイプである必要があります。
- 結合対象のテーブルの名称を数字で始めることはできません。テーブル名やフィールド名の制限事項、フィールド タイプの指定方法については、以下のFAQにてご確認ください。
「テーブルのフィールド名およびテーブル名に関する制限事項」
「ArcGIS に CSV ファイルを読み込んだ際,フィールド タイプを指定する方法 (schema.ini の作成)」
手順
- [コンテンツ] ウィンドウでレイヤーを選択し、[データ] タブの [リレーションシップ] グループ → [結合] をクリックします。
またはレイヤーを右クリックし、 [テーブルの結合とリレート] → [結合] をクリックします。
[テーブルの結合] ツールが起動します。
- 以下のように、各ツールの設定を行います。
・[入力テーブル]: 結合元となるレイヤーまたはテーブル
・[入力フィールド]: 結合のキーとなるフィールド
・[結合テーブル]: 結合したいレイヤーまたはテーブル
・[結合フィールド]: 2 つのデータに共通するフィールド (キー フィールド)
・[すべての入力レコードを保持]: チェックを入れるとレイヤー側のレコードがすべて保持されます。一方、チェックを外すと、結合に成功したレコードのみ表示されます。
・[インデックス結合フィールド]: チェックを入れると両方のフィールドにインデックスが作成されます。
※テーブルに既存のインデックスが存在する場合、新しいインデックスは追加されません。
・ [結合フィールドのインデックスの再構築]: チェックを入れると入力フィールドと結合フィールドの既存のインデックスが削除され、新しいインデックスが追加されます。
・ [結合方法]: データにおいて、 1 つの値が複数の値と関連付けられている場合に、 1 対最初の結合または1 対多の結合のいずれかを選択できます。
- [結合の検証] をクリックし、問題がないかを確認します。
- [OK] ボタンでテーブル結合の処理を開始します。
注意事項
テーブルの結合を行ったマップを保存すると、2つのテーブルのリンク情報が保存されます。もしテーブルの名称が変わったりパスが変更されると、テーブル間のリレーションシップが確立されず、テーブルの参照に失敗します。
テーブルの結合状態を保持したデータを作成したい場合は、[コンテンツ] ウィンドウでテーブル結合したレイヤーを右クリックし [データ] → [データのエクスポート] をクリックします。補足情報
このナレッジの手順は 2025 年 6 月 17 日時点 のものです。
メタデータ
種類
機能
製品
バージョン