FAQ
「範囲が一致しません」「空間参照がデータフレームと一致しません」が表示される
ナレッジ番号:3054 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
現象
- データを ArcMap に追加した際に「範囲が一致しません」と表示される
- 編集を開始する際に「空間参照がデータフレームと一致しません」と表示される
- ジオプロセシング ツールを実行した際に「 000632: マップと出力間の測地基準系の競合です。」と表示される
説明
データフレームの座標系がデータの座標系と異なる場合に表示される警告メッセージです。
ArcGIS には、データフレームに設定された座標系(マップの座標系)と、各データに付与された座標系が存在します。
座標系が異なる複数のデータを ArcMap に追加しても重ねて表示できるようにするため、ArcMap 上での表示にはデータフレームの座標系が使用されます。ArcMap 上で表示する上では、警告メッセージを無視してご利用いただけますが、編集や解析などの一部の操作では注意が必要です。
詳細は「 投影法でのデータ編集について」をご確認ください。修正方法
- データフレームやデータの現在の座標系を確認します。
確認方法は以下の FAQ をご参照ください。
https://esrij-esri-support.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/1945 - データフレームの座標系をデータに合わせるか、データの座標系をデータフレームに合わせます。
データの座標系を変更する場合
- シェープファイルやフィーチャクラスの座標系を変更し、データフレームの座標系と一致させるには、下記のツールを使用します。
ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [投影変換] ツール
- ラスター データの座標系を変更し、データフレームの座標系と一致させるには、下記のツールを使用します。
ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [ラスタ] → [ラスタの投影変換] ツール
データに座標系が定義されていない場合
- 最初にデータが作成された際に使用された座標系を定義します。
ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [投影法の定義] ツール
- データの座標系を変更し、データフレームの座標系と一致させます。
ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [投影変換] ツール
または ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [ラスタ] → [ラスタの投影変換] ツール
データフレームの座標系を変更する場合
[コンテンツ] ウィンドウでデータフレームを右クリック → [プロパティ] → [座標系] タブで座標系を変更し、データの座標系と一致させます。
※ArcMap では [マップ レイヤー] がデフォルトのデータフレーム名です。 - シェープファイルやフィーチャクラスの座標系を変更し、データフレームの座標系と一致させるには、下記のツールを使用します。
メタデータ
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製品
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