FAQ
「範囲が一致しません」「空間参照がデータフレームと一致しません」が表示される

ナレッジ番号:3054 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21

現象

  • データを ArcMap に追加した際に「範囲が一致しません」と表示される
  • 編集を開始する際に「空間参照がデータフレームと一致しません」と表示される
  • ジオプロセシング ツールを実行した際に「 000632: マップと出力間の測地基準系の競合です。」と表示される

説明

データフレームの座標系がデータの座標系と異なる場合に表示される警告メッセージです。

ArcGIS には、データフレームに設定された座標系(マップの座標系)と、各データに付与された座標系が存在します。
座標系が異なる複数のデータを ArcMap に追加しても重ねて表示できるようにするため、ArcMap 上での表示にはデータフレームの座標系が使用されます。

ArcMap 上で表示する上では、警告メッセージを無視してご利用いただけますが、編集や解析などの一部の操作では注意が必要です。
詳細は「 投影法でのデータ編集について」をご確認ください。

修正方法

  1. データフレームやデータの現在の座標系を確認します。

    確認方法は以下の FAQ をご参照ください。

    https://esrij-esri-support.custhelp.com/app/answers/detail/a_id/1945
  2. データフレームの座標系をデータに合わせるか、データの座標系をデータフレームに合わせます。

    データの座標系を変更する場合

    • シェープファイルやフィーチャクラスの座標系を変更し、データフレームの座標系と一致させるには、下記のツールを使用します。

      ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [投影変換] ツール

    • ラスター データの座標系を変更し、データフレームの座標系と一致させるには、下記のツールを使用します。

      ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [ラスタ] → [ラスタの投影変換] ツール

    データに座標系が定義されていない場合

    1. 最初にデータが作成された際に使用された座標系を定義します。

      ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [投影法の定義] ツール

    2. データの座標系を変更し、データフレームの座標系と一致させます。

      ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [投影変換] ツール

      または ArcToolBox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標系変換] → [ラスタ] → [ラスタの投影変換] ツール

    データフレームの座標系を変更する場合

    [コンテンツ] ウィンドウでデータフレームを右クリック → [プロパティ] → [座標系] タブで座標系を変更し、データの座標系と一致させます。
    ※ArcMap では [マップ レイヤー] がデフォルトのデータフレーム名です。

メタデータ

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