FAQ
フォルダーやジオデータベースに格納された複数のデータをまとめて投影変換を行うには

ナレッジ番号:3052 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21

概要

同一フォルダーに格納された複数のデータに対して、まとめて投影変換を行う場合は、ModelBuilder を使用すると簡単に行うことが出来ます。

ベクター データの場合

手順

  1. [ジオプロセシング] メニュー → [ModelBuilder] をクリックします。
  2. [Model] ウィンドウで、 [挿入] メニュー → [反復処理] → [フィーチャクラス] をクリックします。
  3. [フィーチャクラスの反復] をダブルクリックして、 [ワークスペース、またはフィーチャ データセット] にて、まとめて投影法変換を行いたい場合ベクター データを格納したフォルダーを選択し、 [OK] をクリックします。
  4. 以下の図のようにArcToolbox → [データ管理ツール] → [投影変換と座標変換] → [投影変換] ツールをドラッグ アンド ドロップして、モデルに追加します。
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  5. 接続 Imageボタンをクリックし、緑色の出力モデル エレメント、 [投影変換] の順にクリックし、 [入力データセット、またはフィーチャクラス] を選択します。
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  6. [投影変換] ツール  エレメントをダブルクリックして、 [出力データセット、またはフィーチャクラス] で、出力先のフォルダーを設定し、ファイル名を以下のように設定します。

    ・ シェープ ファイルに出力する場合: 出力先の フォルダー名\%名前% .shp
    ・ ファイル ジオデータベースに出力する場合: 出力先のファイル ジオデータベース名( .gdb)\%名前%

    ※%名前%はインライン変数で、入力データとして指定するファイル名を出力データに引き継ぎます。
  7. [出力データの座標系] や [地理座標系変換] (異なる地理座標系に変換する場合に設定)の設定を行い、 [OK] をクリックします。
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  8. [モデル] メニュー  → [実行] をクリックして、モデルを実行します。

モデル作成例 
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ラスター  データの場合

手順

  1. [ジオプロセシング]   メニュー  → [ModelBuilder] をクリックします。
  2. [Model] ウィンドウで、 [挿入] メニュー  → [反復処理] → [ラスター] をクリックします。
  3. [ラスターの反復] をダブルクリックして、 [ワークスペース、またはラスター] にて、まとめて投影法の定義を行いたい場合ベクター  データを格納したフォルダーを選択し、 [OK] をクリックします。
  4. 以下の図のようにArcToolbox  → [データ管理ツール] → [投影変換と座標変換] → [ラスター] → [ラスターの投影変換] ツールをドラッグ アンド ドロップして、モデルに追加します。
    Image
  5. 接続 Imageボタンをクリックし、緑色の出力モデル エレメント、 [ラスターの投影変換] の順にクリックし、 [入力ラスター] を選択します。
  6. [ラスターの投影変換] ツール  エレメントをダブルクリックして、 [出力データセット、またはフィーチャクラス] で、出力先のフォルダーを設定し、ファイル名を以下のように設定します。

    %名前%

    ※%名前%はインライン変数で、入力データとして指定するファイル名を出力データに引き継ぎます。
  7. [出力データの座標系] や [地理座標系変換] (異なる地理座標系に変換する場合に設定)やリサンプリング手法の設定を行い、 [OK] をクリックします。
    Image
  8. [モデル] メニュー  → [実行] をクリックして、モデルを実行します。

モデル作成例

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