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ArcGIS Pro: 傾斜角や曲率ラスターを区分し、その区分値でラインを塗り分けたい

ナレッジ番号:5882 | 登録日:2025/01/10 | 更新日:2025/01/23

概要

ArcGIS Pro では標高を示すラスターから地形の傾斜角や曲率を示すラスターを出力できますが、 傾斜角ラスターや曲率ラスターを任意の区分で [再分類] したラスターを作成し、その値をラインに対して付与することで、区分値に基づいて、ラインを塗り分けできます。
・作業内容のイメージ

3D Analyst エクステンションまたは Spatial Analyst エクステンションが必要です。

手順

事前準備

  • ラインと標高ラスターに同一の投影座標系が定義された状態にしておきます。
    標高ラスターの投影変換を行う際、[ラスターの投影変換] ツールの [リサンプリング手法] については、標高値のような連続データに適した [共一次内挿法]([BILINEAR]) か [三次たたみ込み内挿法]([CUBIC])にします。

解析作業

  1. [解析] タブ → [ジオプロセシング] ウィンドウの検索欄にて、「サーフェス パラメーター」と入力して [サーフェス パラメーター] ツールを検索し、以下の設定で実行します。
    • [入力サーフェス ラスター]:標高ラスター
    • [出力ラスター]:任意の場所に任意の名称
    • [パラメーター タイプ]:任意
       ※[パラメーター タイプ] に [傾斜角] を指定した場合、[傾斜角の計測] にて出力値の単位を度または勾配率か指定できます。
        その他の設定可能な項目の詳細については、ツールの右上の [?] マークからヘルプを参照ください。
  2. 手順1.で出力したラスターの値を [再分類] ツールで、任意の範囲ごとに分類します。
    詳細は画像・ラスターのセル値を別の値に置き換えたい (再分類 ツール)を参照ください。
  3. [ラスター → ポリゴン] ツールで再分類したラスターをポリゴンにします。
  4. [インターセクト] ツールを使用して手順3.で出力したポリゴンとラインの交差部分を求めます。
  5. 手順4.で出力したラインには、ラスターを再分類したポリゴンの属性情報が入力されますので、この値に基づいてシンボル設定を行います。

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