FAQ
ArcGIS Pro: 観測点から目標点までの見通し線を構築したい(見通し線の構築ツール)

ナレッジ番号:3334 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

  • 本 FAQ では観測点から目標点までの見通し線を構築する方法をご紹介いたします。
  • 見通し線の構築には 3D Analyst エクステンション製品 が必要です。
観測点および目標とするフィーチャクラスの高さ(Z 座標)を含めて解析を行いたい場合は、観測点および目標とするフィーチャクラスが Z 値を持つ 3D フィーチャである、または、高さ情報の値が格納された数値型フィールドを持つ必要があります。
もし、フィーチャクラスが高さ情報を持たないにも関わらず、高さ(Z 座標)を含めて解析を行いたい場合は、事前に「観測点・目標点を作成する手順」を行ってください。

見通し線の例

JR浜松町駅から東京タワーの頂上へ見通し線を構築
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手順

  1. 観測点 3D ポイント フィーチャクラス、目標点 3D ポイント フィーチャクラスから見通し線を構築します。
    ・[ジオプロセシング] ウィンドウ → [3D Analyst] ツール → [可視性] → [見通し線の構築] ツール
     [観測ポイント]: 観測点 3D ポイント フィーチャクラス
     [ターゲット フィーチャ]: 目標点 3D ポイント フィーチャクラス
     [出力]: 任意
     [観測点の高度フィールド]: 観測点の高さ情報の格納されたフィールド
     [目標点の高度フィールド]: 目標点の高さ情報の格納されたフィールド
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  2. 見通し線のシンボルを設定してラインの色や幅を設定します。
    [コンテンツ] ウィンドウのラインを展開 → ラインを右クリックしますと、[シンボル] ウィンドウが開きます。
    [シンボル] ウィンドウ → [プロパティ] にて、[表示設定] を展開します。
     [色] のプルダウンを展開 → カラーパレットにより色を設定します。
     [ライン幅] よりラインの幅を設定します。
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見通し線をファイル ジオデータベース内に出力した場合、属性テーブルの [Shape_Length] フィールドに距離が算出されます。
※[Shape_Length] はデータに定義された座標系の単位で計算されます。

作成した見通し線に対して、地形を示すラスター サーフェスや障害物による可視・不可視を判定する際は、お持ちのデータや希望の出力に応じて以下のいずれかを実施ください。
  • [見通し] ツール :建物のマルチパッチ データがあり障害の位置(交点)を特定したい場合にお勧めです。
  • [内部可視性] ツール :ラスター サーフェスに対しての可視・不可視を判定する場合にお勧めです。

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