FAQ
マップ ドキュメント(*.mxd)を他のパソコンと共有する際のデータ参照における注意点
ナレッジ番号:2578 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
マップ ドキュメント(*.mxd)を他のパソコンと共有する際に、そのままデータを参照できないことがあります。その場合の対処についてご案内致します。データが参照できない場合の表示
マップ ドキュメント(*.mxd)ファイルのみを他のパソコンに送り、ArcMap で開くと、画面上にレイヤが表示されず、[コンテンツ] ウィンドウのレイヤ名の隣に赤い感嘆符「!」が表示されます。
これは、マップドキュメント(*mxd)ファイルは、表示しているレイヤそのもののデータは保存しておらず、レイヤの保存先を参照して表示しています。
そのため他のパソコンにマップドキュメント(*mxd)ファイルを送る場合は、マップドキュメント(*.mxd)ファイルと、マップ ドキュメント(*.mxd)ファイルが参照しているレイヤ(シェープファイルなど)を一つのフォルダに保存し、フォルダごと送る必要があります。例えば、下図のようなデータ構成のフォルダーがあった場合、test.mxd が Image.tif と ポリゴン.shp を参照していたとします。その場合、Map フォルダーごと圧縮して送付するなどして対処してください。
手順
1.データ共有用のフォルダを作成し、シェープファイルなどを格納します。
※ArcMap の[カタログ]ウィンドウ上で、右クリックして[コピー]や[新規作成]→[フォルダ]にて操作を行ってください。
2.マップドキュメント(*.mxd)ファイルのデータソースの参照先をデータ共有用のフォルダに変更します。
詳細は、以下のリンクをご参考ください。
mxdファイルのデータソースの参照先を一括で変更するには?
3.マップドキュメント(*.mxd)ファイルを相対パスで保存する設定にします。
詳細は以下のリンクをご参考ください。
マップを相対パスで保存する方法
4.ArcMapの [ファイル] メニュー →[上書き保存]をクリックして、マップドキュメント (*.mxd)ファイルを保存します。
保存先は、シェープファイルと同じデータ共有用のフォルダに保存します。もしデータソースが分散していて、マップ ドキュメントとデータソースをまとめるのが困難な場合は、こちらの FAQ の手順に従いマップ パッケージを作成してデータの共有をお試しください。■関連トピック
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