FAQ
マップとデータを共有したい (マップ パッケージを作成したい)

ナレッジ番号:2988 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

マップ パッケージ(*.mpk)は、マップ ドキュメント(*.mxd)と、マップに含まれるデータ(ジオデータベースやシェープファイル)をパッケージ化し、圧縮するファイルです。

  • 共有したい MXD やデータが異なるフォルダに散在していても、簡単に共有可能なパッケージが作成できます。
  • 共有したいデータと共有しないデータが 1 つのフォルダに混在している場合でも、共有したいデータのみを簡単にパッケージ化できます。
  • MXD を共有する際の、データソースへのリンク切れを防ぎます。
  • ArcGIS Online にアップロードして共有することもできる形式です。

作成手順

  1. ArcMap に共有したいデータを追加しマップを作成します。
    マップに追加されているデータがパッケージ化されますので、不要なデータがある場合はマップ上から削除しておきます。
  2. [ファイル] → [マップ ドキュメント プロパティ] をクリックし、[サマリ]、[説明]、[タグ] を入力し、[OK] をクリックします。
    ※必須項目です。これらのアイテム説明を入力していない場合、パッケージ化した際にエラーが発生します。
    (エラー:パッケージ化にはマップ ドキュメントの説明が必要です。アイテム説明にサマリがありません。など)
  3. [ファイル] → [名前を付けて保存] で作成中のマップを保存します。
  4. マップ パッケージを作成します。作成方法は 2 通りありますので、どちらかを行ってください。
    • [ファイル] → [共有] → [マップ パッケージ] から作成する方法

      ダイアログ左側の [マップ パッケージ] をクリック → [パッケージをファイルに保存] で任意の出力場所を指定します。
      その他の設定や追加ファイルは必要に応じて設定します。
      ダイアログ右上の [分析] をクリックし、エラーが検出されなければ [共有] をクリックします。

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    • ArcToolbox → [データ管理 ツール] → [パッケージ] → [マップのパッケージ化] ツールで作成する方法

      [入力マップ ドキュメント] : 手順 3 で保存したマップ ドキュメント(*.mxd)を指定します。
      [出力ファイル] : 任意の出力場所を指定します。
      [パッケージ バージョン] : 出力したいバージョンを選択します。共有相手が使用しているバージョンに合わせてください。
      その他 [追加ファイル] や [サマリ] など必要に応じて、任意で設定します。
      [OK] でツールを実行します。

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マップ パッケージの利用

マップ パッケージは ArcMap に直接追加して閲覧することが可能です。

もしもパッケージ内のデータを使用して解析を行いたい場合や、追加ファイルがマップ パッケージに含まれている場合は [パッケージの抽出] ツールで非圧縮状態にしてからご利用ください。

  • ArcToolbox → [データ管理 ツール] → [パッケージ] → [パッケージの抽出] ツール

ハイパーリンクの利用

データの属性情報に画像や資料のパス(例 C:\data\Picture_Name.png)が保存されている場合、ハイパーリンク Imageをご利用いただけます。データ共有時にハイパーリンクを維持するには、画像や資料へのパスが切れないように以下のような事前準備が必要です。

  1. 属性テーブルに [..\commondata\userdata\Picture_Name.png] のようなパスと資料名、拡張子を格納します。
    ※[..commondata\userdata\] は変更しないでください。Picture_Name.png は任意の資料名にご変更ください。
    ※少し見えにくいかもしれませんが、パスの先頭にコンマ( . )が 2 つあります。
  2. [マップのパッケージ化] ツールでマップ パッケージ(*.mpk)を作成します。画像は [マップのパッケージ化] ツールの [追加ファイル(オプション)] の設定で追加してください。

メタデータ

種類

製品

バージョン