FAQ
ArcGIS Pro: 変数の複数値を使用してデータを一括処理する方法 (ModelBuilder)

ナレッジ番号:6131 | 登録日:2026/05/29 | 更新日:2026/06/26

概要

ArcGIS Pro の ModelBuilder では、任意の値を格納できる「変数」を追加することができます。変数を「複数値」と設定することで、ひとつのモデル内で複数の値を取り扱うことができます。 
複数のデータや値を効率的に処理するためには、反復処理や変数を組み合わせてモデルを構築することが有効です。

本 FAQ では、以下の例を紹介します。

複数のフィールドを一括で削除する方法

【モデル例】


【手順】
  1. [解析] タブの [ModelBuilder] をクリックし、モデル ビューを開きます。


  2. [フィールドの削除] ツールを追加します。
    (1) [ジオプロセシング] ウィンドウのツールの検索欄に「フィールドの削除」と入力します。
    (2) [検索結果] に表示された [フィールドの削除] ツールをドラッグ&ドロップでモデルに追加します。

    (3) [フィールドの削除] ツールをダブルクリックし、以下の通り設定して [OK] をクリックします。
    ・[入力テーブル]: 対象のレイヤーまたはテーブル
    ・[方法]: [フィールドの削除] を選択


  3. 複数値変数を追加します。
    (1) [ModelBuilder] タブの [変数の作成] をクリックします。


    (2) 以下の通り設定し、[OK] をクリックします。
    ・ [データ タイプの構成を選択]: [複数値] を選択
    ・ [データ タイプの選択]: [フィールド] を選択


    (3) 作成した複数値変数を [フィールドの削除] ツールに接続し、[フィールド] を選択します。

    (4) 複数値変数をダブルクリックし、削除対象のフィールドにチェックを入れて [OK] をクリックします。


  4. [ModelBuilder] タブの [検証] をクリックし、問題がなければ [保存] をクリックしてモデルを保存します。


  5. [ModelBuilder] タブの [実行] をクリックし、処理を実行します。


複数の距離でバッファーを作成する方法

【モデル例】



【手順】
  1. [解析] タブの [ModelBuilder] をクリックし、モデル ビューを開きます。


  2. 複数値変数を追加します。
    (1) [ModelBuilder] タブの [変数の作成] をクリックします。


    (2) 以下の通り設定し、[OK] をクリックします。
    ・ [データ タイプの構成を選択]: [複数値] を選択
    ・ [データ タイプの選択]: [距離単位] を選択


    (3) 複数値変数をダブルクリックし、バッファー距離の値および単位を入力し、[OK] をクリックします。


  3. [複数値の反復] ツールを追加します。
    (1) [ModelBuilder] タブの [反復] → [複数値の反復] ツールを選択します。


    (2) 複数値変数を [複数値の反復] ツールに接続し、「入力値」を選択します。

  4. [バッファー] ツールを追加します。
    (1) [ジオプロセシング] ウィンドウのツールの検索欄に「バッファー」と入力します。
    (2) [検索結果] に表示された [バッファー] ツールをドラッグ&ドロップでモデルに追加します。
    (3)手順 3 の [複数値の反復] ツールを [バッファー] ツールに接続し、 [バッファー距離 [値またはフィールド]] を選択します。


    (4) [バッファー] ツールをダブルクリックし、以下の通り設定して [OK] をクリックします。
     ・[入力フィーチャ]: バッファーを作成する入力フィーチャを指定
     ・[出力フィーチャクラス]: 保存先を指定
      例: 「<出力先>\Railway_Buffer_%n%」のようにインライン変数 %n%(反復カウンター)を使用すると、出力名の重複を防ぐことができます。
     ・その他のパラメーターは目的に応じて設定します。


  5. [ModelBuilder] タブの [検証] をクリックし、問題がなければ [保存] をクリックしてモデルを保存します。


  6. [ModelBuilder] タブの [実行] をクリックし、処理を実行します。

お問い合わせについて

ModelBuilder に関するお問い合わせにつきましては、「標準サポート サービスにおけるお問い合わせに関する留意事項」をご確認ください。

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