FAQ
ArcGIS Pro:フィールド演算で条件分岐を行いたい (IF構文)

ナレッジ番号:5957 | 登録日:2025/07/08 | 更新日:2025/07/17

概要

ArcGIS Pro の「フィールド演算」はフィーチャの属性値を入力するための便利な機能です。複数のフィーチャに一括で属性値の入力ができ、スクリプトを使用した高度な演算も行うことができます。 本ページでは、フィールド演算で Python スクリプトを使用して、フィールドの値に基づいて分類する例を紹介します。
 

手順

  1. 画面上部の [解析] タブ → [ジオプロセシング] グループ → [ツール] をクリックします。 
  2. [ツールボックス] → [データ管理 ツール] → [フィールド] → [フィールド演算] ツールを起動し、以下のように設定します。 
    • [入力テーブル] : 任意のテーブルを指定します。
    • [フィールド名] : 既存フィールドまたは新規フィールド名を指定します。
    • [フィールド タイプ] : 分類したい形式に合わせ指定します。  
    • [式の種類] : [Python] を指定します。
    • [<フィールド名> = ] の箇所に、以下のコードを入力します。      
      Reclass(!TempAug15!)
      ※ 「!TempAug15!」の部分を、分類したい値が入っているフィールドの名前に変更してください。
      ※ [<フィールド名> =] は、指定したフィールド名に適宜変更されます。(本ページでは、[TempClass =] )
    • [コードブロック] のボックスに以下の Python スクリプトを入力します。
      def reclass(temperature):
          if temperature >= 35:
              return "猛暑日"
          elif 30 <= temperature < 35:
              return "真夏日"
          elif 25 <= temperature < 30:
              return "夏日"
          else:
              return ""        

       ※ 分類するしきい値および戻り値は適宜変更してください。
       ※ temperature は変数です。  
  3. [実行] をクリックし、フィールド演算を実行します。

注意 

  • Python スクリプトでは、行のインデント(行頭のスペースの数)が意味を持ちます。手入力で変更を加える場合、注意して入力してください。 
  • 手入力で変更を加える場合、フィールドの値として入力する式の後に改行を入力しないようにご注意ください。
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