FAQ
ArcGIS Data Store の出力するログ ファイルの仕様

ナレッジ番号:5688 | 登録日:2023/12/18 | 更新日:2024/01/16

概要

ArcGIS Data Store はシステムの動作を記録するために、いくつかのログを記録します。この FAQ では ArcGIS Data Store が記録するログの種類とその仕様をご紹介します。

詳細

ArcGIS Data Store が記録するログならびにログ ファイルの仕様は以下のとおりです。紹介しているフォルダー パスはいずれもデフォルトの設定です。

ArcGIS Data Store サービスのログ

サーバー機で実行される ArcGIS Data Store サービスのログです。

ログの格納場所

  • Windows
    <ArcGIS Data Store インストール ディレクトリ>\framework\service\logs
  • Linux
    <ArcGIS Data Store インストール ディレクトリ>\usr\arcgisdatastore\logs\<サーバー名>

ログ ファイルの仕様


  • ファイルの命名規則
    「service-<サイクル番号>.log」「service-error-<サイクル番号>.log」
    <サイクル番号> は 0 が常に最新の情報です。
    ログ ローテーションの際に「0」→「1」→「2」と 1 ずつ増えるようにシフトします。
  • ログ ローテーションのタイミング
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB (デフォルト) を超えた場合
  • ログ削除のタイミング
    ArcGIS Data Store によって自動的にファイルが削除されるまでの期間の設定はありません。<サイクル番号> の最大値がデフォルトで 4 と設定されており、ログ ローテーションの際に <サイクル番号> が「4」のファイルが削除されます。

ArcGIS Data Store システムのログ

ArcGIS Data Store サービスによって実行される各種データストアや内部データベースのログです。

ログの格納場所

  • Windows
    C:\arcgisdatastore\logs
  • Linux
    <ArcGIS Data Store インストール ディレクトリ>/usr/arcgisdatastore/logs/<サーバー名>
ArcGIS Data Store システムのログはシステム全体のログである「server」フォルダーと内部データベースのログである「database」フォルダーに分かれます (データ ストア タイプに [リレーショナル] を選択した場合)。 


server フォルダー

ArcGIS Data Store 全般のログです。 
  • ファイルの命名規則
    「server-YYYYMMDD.hhmmss-<プロセス ID>-0.<サイクル番号>.log」
    <サイクル番号> は 0 が常に最新の情報です。
  • ログ ローテーションのタイミング
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB (デフォルト) を超えた場合
    • ArcGIS Data Store サービスを起動した場合
  • ログ削除のタイミング
    デフォルトで 90 日の間、ログを保存します。
database フォルダー

ArcGIS Data Store のリレーショナル データストアが使用する PostgreSQL データベースのログです。以下の設定は PostgreSQL の標準仕様に準じます。
  • ファイルの命名規則
    「postgresql-YYYY-MM-DD_hhmmss.log」「pg_dumb_db_nobii-YYYYMMDDhhmmssfff.log」「vaccumdb_YYYYMMDDhhmmssfff.log」
  • ログ ローテーション
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB を超えた場合
    • 日付をまたいだ場合
    • ArcGIS Data Store サービスを起動した場合
  • ログ削除のタイミング
    デフォルトで 90 日の間、ログを保存します。

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