FAQ
Portal for ArcGIS の出力するログ ファイルの仕様

ナレッジ番号:5680 | 登録日:2023/12/12 | 更新日:2024/01/11

概要

Portal for ArcGIS はシステムの動作を記録するために、いくつかのログを記録します。この FAQ では Portal for ArcGIS が記録するログの種類とその仕様をご紹介します。

詳細

Portal for ArcGIS が記録するログならびにログ ファイルの仕様は以下のとおりです。紹介しているフォルダー パスはいずれもデフォルトの設定です。

Portal for ArcGIS サービスのログ

サーバー機で実行される Portal for ArcGIS サービスのログです。

ログの格納場所

  • Windows
    <Portal for ArcGIS インストール ディレクトリ>\framework\service\logs
  • Linux
    <Portal for ArcGIS インストール ディレクトリ>\usr\arcgisportal\logs\service

ログ ファイルの仕様


  • ファイルの命名規則
    「service-<サイクル番号>.log」「service-error-<サイクル番号>.log」
    <サイクル番号> は 0 が常に最新の情報です。
    ログ ローテーションの際に「0」→「1」→「2」と 1 ずつ増えるようにシフトします。
  • ログ ローテーションのタイミング
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB (デフォルト) を超えた場合
  • ログ削除のタイミング
    Portal for ArcGIS によって自動的にファイルが削除されるまでの期間の設定はありません。 <サイクル番号> の最大値がデフォルトで 4 と設定されており、ログ ローテーションの際に <サイクル番号> が「4」のファイルが削除されます。

Portal for ArcGIS システムのログ

Portal for ArcGIS サービスによって実行されるポータル サイトや内部データベースのログです。

ログの格納場所

  • Windows
    C:\arcgisportal\logs
  • Linux
    <Portal for ArcGIS インストール ディレクトリ>\usr\arcgisportal\logs

ログ ファイルの仕様

Portal for ArcGIS システムのログはシステム全体のログである「<サーバー名>」フォルダーと内部データベースのログである「database」フォルダーに分かれます。


<サーバー名> フォルダー

  • ファイルの命名規則
    「portal-YYYYMMDD.hhmmss-<プロセス ID>-0.<サイクル番号>.log」
    <サイクル番号> は 0 が常に最新の情報です。
    ログ ローテーションの際に「0」→「1」→「2」と 1 ずつ増えるようにシフトします。
  • ログ ローテーションのタイミング
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB (デフォルト) を超えた場合
    • Portal for ArcGIS サービスを起動した場合
  • ログ削除のタイミング
    デフォルトで 90 日の間、ログを保存します。
database/pg_log フォルダー

Portal for ArcGIS が内部的に使用している PostgreSQL データベースのログです。以下の設定は PostgreSQL の標準仕様に準じます。
  • ファイルの命名規則
    「postgresql-YYYY-MM-DD_hhmmss.log」
  • ログ ローテーションのタイミング
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB を超えた場合
    • 日付をまたいだ場合
    • Portal for ArcGIS サービスを起動した場合

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