FAQ
ArcGIS Server の出力するログ ファイルの仕様

ナレッジ番号:5668 | 登録日:2023/12/07 | 更新日:2024/02/07

概要

ArcGIS Server はシステムの動作を記録するために、いくつかのログを記録します。この FAQ では ArcGIS Server が記録するログの種類とその仕様をご紹介します。

詳細

ArcGIS Server が記録するログならびにログ ファイルの仕様は以下のとおりです。紹介しているフォルダー パスはいずれもデフォルトの設定です。

ArcGIS Server サービスのログ

サーバー機で実行される ArcGIS Server サービスのログです。

ログの格納場所

  • Windows
    <ArcGIS Server インストール ディレクトリ>\framework\etc\service\logs
  • Linux
    <ArcGIS Server インストール ディレクトリ>\framework\etc\service\logs

ログ ファイルの仕様


  • ファイルの命名規則
    「service-<サイクル番号>.log」「service-error-<サイクル番号>.log」
    <サイクル番号>は 0 が常に最新の情報です。
    ログ ローテーションの際に「0」→「1」→「2」と 1 ずつ増えるようにシフトします。
  • ログ ローテーションのタイミング
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB (デフォルト) を超えた場合
  • ログ削除のタイミング
    ArcGIS Server によって自動的にファイルが削除されるまでの期間の設定はありません。
    <サイクル番号> の最大値がデフォルトで 4 と設定されており、ログ ローテーションの際に <サイクル番号> が「4」のファイルが削除されます。

ArcGIS Server システムのログ

ArcGIS Server サービスによって実行される GIS システムや各種 GIS サービスのログです。

ログの格納場所

  • Windows
    C:\arcgisserver\logs
  • Linux
    <ArcGIS Server インストール ディレクトリ>\usr\logs

ログ ファイルの仕様

ArcGIS Server システムのログはシステム全体のログである「server」フォルダーと各 GIS サービスのログである「services」フォルダーに分かれます。


server フォルダー

server フォルダーでは ArcGIS Server システム全般に関するログを確認することができます。
  • ファイルの命名規則
    「server-YYYYMMDD.hhmmss-<プロセス ID>-0.<サイクル番号>.log」
     <サイクル番号>は 0 が常に最新の情報です。ログ ローテーションの際に「0」→「1」→「2」と 1 ずつ増えるようにシフトします。
  • ログ ローテーションのタイミング
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB (デフォルト) を超えた場合
    • ArcGIS Server サービスを起動した場合
  • ログ削除のタイミング
    デフォルトで 90 日の間、ログを保存します。
services フォルダー

services フォルダーでは ArcGIS Server に用意されたフォルダーおよび GIS サービスごとにフォルダーが分かれており、それぞれ個別にログを確認することができます。
  • ファイルの命名規則
    <サービス名>-YYYYMMDD.hhmmss-<プロセス ID>-<スレッド ID>.<サイクル番号>.log」
    <サイクル番号>は 0 が常に最新の情報です。
    ログ ローテーションの際に「0」→「1」→「2」と 1 ずつ増えるようにシフトします。
  • ログ ローテーションのタイミング
    以下のいずれかの条件に合致した場合にログ ローテーションが行われます。
    • ログ ファイルのサイズが 10MB (デフォルト) を超えた場合
    • 対象のサービスが起動した場合
  • ログ削除のタイミング
    デフォルトで 90 日の間、ログを保存します。

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