FAQ
ArcGIS Pro: 日射量解析を行いたい (Spatial Analyst)

ナレッジ番号:5389 | 登録日:2023/07/26 | 更新日:2026/06/23

日射量解析概要

日射量は、太陽から地球に届く放射エネルギーの量を示す指標です。
ArcGIS Pro の日射量解析ツールを使用すると、指定期間の地理的条件を考慮した日射量をマッピングしたり解析を行うことができます。
数値標高モデルから直達日射と錯乱日射を合わせた総日射量 (≒全天日射量) を計算し、1 平方メートルあたりのキロワット数 (kWh/㎡) を格納したデータを結果として出力します。

本 FAQ では、各ラスター セルに対する日射量を計算する [ラスターの日射量] ツールと特定のポイントやポリゴン フィーチャ単位での日射量を計算する [フィーチャの日射量] ツールを紹介します。


日射量解析を行うには、Spatial Analyst のエクステンションが必要です。


ラスターの日射量

地球または月の数値標高モデル (DEM) や数値表層モデル (DSM) 等のラスターの各セルに対する日射量を計算します。
なお、解析に使用するラスターは、投影座標系のラスターを設定してください。解析結果はラスターとして出力されます。
地形に応じた日射量の分布把握や、広域での太陽光発電ポテンシャルの評価に用いられます。


  1. [ジオプロセシング] ウィンドウ → [ツールボックス] タブ→ [Spatial Analyst ツール] → [日射量解析] → [ラスターの日射量] ツールを起動します。
  2. パラメーターの設定を行い、[実行] をクリックします。
    • [入力サーフェス ラスター]: 処理に使用する投影座標系のDEM (またはDSM)
    • [出力日射量ラスター]: ラスターの出力先と名称
    • [開始日時]: 解析の開始日時
    • [終了日時]: 解析の終了日時
    • [タイムゾーン]: 解析対象地域に合わせて選択 ※
      ※ 日本時間で解析したい場合は [東京標準時]

[オプション出力] を設定することで、直達日射量・散乱日射量・日照時間 (直達日射量の期間) のラスターを出力することもできます。
その他のパラメーターについては、「ラスターの日射量」をご確認ください。

入力ラスターが大きいと処理に時間がかかる場合があります。

フィーチャの日射量

入力ポイント フィーチャまたはポリゴン フィーチャにおける、地球または月の表面 (地表) を基準とした日射量を指定された時間間隔で計算することができます。
解析結果はデフォルトではテーブル データとして出力され、[出力結合レイヤー] パラメーターを設定するとレイヤーを出力できます。
建物や設備などの地点・フィーチャごとの日射量の確認や、太陽光発電パネルの設置適性の評価に用いられます。

  1. [ジオプロセシング] ウィンドウ → [ツールボックス] タブ→ [Spatial Analyst ツール] → [日射量解析] → [フィーチャの日射量] ツールを起動します。
  2. パラメーターの設定を行い、[実行] をクリックします。
    • [入力サーフェス ラスター]: 処理に使用するDEM (またはDSM)
    • [入力ポイントまたはポリゴン]: 日射量を計算する対象 (ポイントまたはポリゴンのフィーチャクラス)
    • [一意の ID フィールド]: 各フィーチャを定義する値を含むフィールド
    • [出力テーブル]: 日射量が付与されたテーブルの出力先と名称
    • [開始日時]: 解析の開始日時
    • [終了日時]: 解析の終了日時
    • [タイムゾーン]: 解析対象地域に合わせて選択 ※
      ※ 日本時間で解析したい場合は [東京標準時]
    • [出力結合レイヤー]: 出力テーブルを入力フィーチャクラスに結合することで作成される出力レイヤーの名称

[出力結合レイヤー] を設定することで、出力テーブルを入力フィーチャクラスに結合した出力レイヤーを作成できます。
その他のパラメーターについては、「フィーチャの日射量」をご確認ください。

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