FAQ
ArcGIS Pro: ラスターデータをポリゴンでクリップ(切り出し・切り抜き)をしたい

ナレッジ番号:3105 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

クリップとは、ラスターデータを対象領域(ポリゴン)で切り出したり、切り抜いたりする処理のことです。ArcGIS Pro では [ラスター関数] ウィンドウにて、ラスターデータをポリゴンでクリップすることができます。

画像データ
・Landsat 8 衛星画像
撮影時期:2013 年 6 月上旬
撮影場所:新潟県付近
・佐渡市域のポリゴン(黄色い枠)

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切り出した画像データ     切り抜いた画像データ
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手順

  1. ArcGIS Pro にラスターデータを追加します。
  2. ArcGIS Pro の [解析] タブを選択 → [ラスター関数] を選択して [ラスター関数] ウィンドウを表示します。
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  3. [ラスター関数] ウィンドウで、[データ管理] → [クリップ] をクリックします。
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    ■ラスターデータをポリゴンで切り出す場合
    [クリップ プロパティ] が開きますので、ラスターデータとポリゴンデータを入力したあと、[クリップ タイプ] を [外側] に設定し、[クリップ ジオメトリに入力フィーチャを使用] にチェックを入れ [新しいレイヤーの作成] をクリックします。
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    出力結果
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    ■ラスターデータをポリゴンで切り抜く場合
    [クリップ プロパティ] が開きますので、ラスターデータとポリゴンデータを入力したあと、[クリップ タイプ] を [内側] に設定し、[クリップ ジオメトリに入力フィーチャを使用] にチェックを入れ [新しいレイヤーの作成] をクリックします。
    ※ポリゴンで切り抜く処理を、マスク処理ともいいます。
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    出力結果
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  4. クリップしたラスターデータは仮想レイヤーとなっています。仮想レイヤーはこのプロジェクト内に保存されて使い続けることができますが、他のプロジェクトへ移行することはできません。
    実レイヤーにして保存するには、ArcGIS Pro にある [データ] タブを選択 → [ラスターのエクスポート] を選択して保存します。
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    (実レイヤーへ保存するための設定例)
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