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ArcGIS Pro: ラスター関数テンプレートの使用方法 (複数のラスター関数を一括して処理を行う方法)

ナレッジ番号:3106 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

ArcGIS Proではラスター関数テンプレートを使用して、複数のラスター関数を一括して処理することで、簡単に 1 枚のラスターデータに複数の画像解析を行うことができます。
テンプレートは保存することができますので、別のラスターデータにも同様の画像解析を行えます。また保存したテンプレートは ArcMap と互換性があります。

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・画像データ(長野県 松本市 安曇野市 付近)
JAXA が公開している ALOS全球数値地表モデル(DSM)30m メッシュを加工したもの

ArcGIS Pro でのラスター関数のご利用方法については、こちらの ブログ記事 でご確認いただけます。

手順

  1. ArcGIS Pro に標高値を持つラスターデータを追加して [コンテンツ] ウィンドウでラスターデータを選択します。
  2. ArcGIS Pro の [解析] タブを選択 → [ラスター関数] および [ラスター関数テンプレート] を選択して [ラスター関数] ウィンドウおよび [ラスター関数テンプレート] ウィンドウを表示します。

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  3. [ラスター関数テンプレート] に利用するラスター関数をドラッグ アンド ドロップします。
    ※今回は [ラスター関数] ウィンドウの [サーフェス] を展開して [標高穴埋め] と [陰影起伏] をドラッグ アンド ドロップします。

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    [標高穴埋め] にカーソルをあてて [陰影起伏] にドラッグ アンド ドロップして解析処理の順番を表す矢印を描画します。
    ※[自動レイアウト] ボタンをクリックすると、関数(黄色い四角)が揃います。

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  4. [ラスター関数テンプレート] にて [名前を付けて保存] しますと、[テンプレートの保存] が表示されますので、[名前] の設定を行い、[説明] に説明文を記載したあと、[OK] ボタンをクリックします。

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  5. [ラスター関数] ウィンドウにて [カスタム] を選択したあと、先ほど保存したラスター関数テンプレートを右クリックして、[選択したレイヤーの適用] を選択します。
    [陰影起伏 プロパティ] が表示されますので、[選択したレイヤーに適用] をクリックします。
    ※[コンテンツ] ウィンドウでラスターデータを選択してある必要があります。[コンテンツ] ウィンドウにラスターデータなどが表示されていない場合は、マップ画面にあるラスターデータにカーソルをあててクリックしてください。

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  6. ラスター関数テンプレートを保存します。先ほど保存したラスター関数テンプレートを右クリックして、[エクスポート] を選択します。
    [エクスポート] が表示されますのでラスター関数テンプレートを保存します。

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    ■ラスター関数テンプレートをインポートする場合

    [Cunstom1] にカーソルをあてて [関数のインポート] をクリックします。
    ラスター関数テンプレート(*.rft.xml)ファイルを設定して [開く] をクリックします。

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  7. クリップしたラスターデータは仮想レイヤーとなっています。実レイヤーにして保存するには ArcGIS Pro にある [データ] タブを選択 → [データのエクスポート] を選択して保存します。
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    (実レイヤーへ保存するための設定例)
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(出力結果)

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