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[法務省 地図XML ファイルのインポート] ツールでインポートしたデータが、マップ上の正しい位置に表示されない
ナレッジ番号:3519 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
[法務省 地図XML ファイルのインポート] ツールでインポートしたデータが、マップ上の正しい位置に表示されないことがあります。
例1
インポートしたデータをマップに追加すると、南大西洋の海の上に表示される。
例2
インポート時に「不明な座標系 (座標系が未定義)」というメッセージが表示されたので、任意の座標系 (平面直角座標系) を定義したが、座標系の原点付近に表示される。
例3
1つのファイル内に、別々の地域が等間隔で並べられている。
原因
法務省 地図XML ファイルには、公共座標系で作成されているデータと任意座標系で作成されているデータが存在します。
[法務省 地図XML ファイルのインポート] ツールでは、公共座標系で作成されているデータにおいては、インポートしたデータはマップ上の正しい位置に表示されますが、任意座標系として作成されているデータは地球上の位置に紐づかない独自の座標値が格納されているため、正しい位置には表示されません。
前述の理由により、任意座標系のデータに座標系を定義しても、原点(0,0)付近の座標値として扱われてしまうため、座標系の設定のみでは正しい位置に表示することはできません。対処法
以下の手順で、任意の座標系を定義して、手動で位置合わせを行います。同一ファイル内に複数の地域が含まれている場合は、適宜別のデータとしてエクスポートしてから、作業してください。
- 任意の座標系に定義します。
ArcGIS Pro: データに投影法(座標系)を定義する方法(投影法の定義)
ArcMap: フィーチャクラスに座標系を設定する方法 (投影法の定義) - 移動したい地図上のフィーチャを選択し、位置合わせを行います。
ArcGIS Pro: ベクターの位置を補正したい
ArcMap: ベクターの位置を補正したい (アジャスト)
参考:法務省 地図XML ファイルの座標系の確認方法
各ファイルがどのような座標系で作成されているかは、ファイルをテキスト エディター等で開き、ヘッダー部分において、確認することができます。
また、変換済みのデータでは、筆のポリゴンの属性において、確認することも可能です。
- 任意の座標系に定義します。
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