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作成したカスタム変数を用いてカラー コード レイヤーを実行すると失敗する (ArcGIS Business Analyst Pro)

ナレッジ番号:3448 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

概要

カスタム変数の作成では、データ ソースとして設定したフィーチャクラスには存在しない数値フィールドを計算式で作成し、それをカスタム変数として設定することができます。このカスタム変数を [カラーコード レイヤー] ツールの変数として設定すると、ツール実行に失敗します。
なお、ArcGIS Pro 2.9 ではクラッシュしますが、他のバージョンでは以下のメッセージが表示されます。

原因

[カラーコード レイヤー] ツールは、データ ソースのフィーチャクラスに存在しないフィールドに対応していないためです。

回避方法

カスタム変数作成時にデータ ソースとして設定したフィーチャクラスのシンボル設定を、Arcadeを利用して行うことで、フィーチャクラスがフィールドとして持たない数値情報を元にシンボルを調整できます。

例えば、Business Analyst 標準搭載の国勢調査データに対して、計算式を設定して 20~40 歳代の人口総数で色分けする場合は、以下の手順でシンボル設定を行います。

  1. [マップ] タブ → [レイヤー] グループの [データの追加] ボタンをクリックし、[データ] を選択し、[データの追加] ダイアログを開きます。
  2. 以下のレイヤー ファイルを選択し、[OK] をクリックします。

    <データの保存先 or インストール先>\Data\Business Analyst データ レイヤー (Pro 用).lyrx

データセットのデフォルトのインストール先は「C:\ArcGIS\Business Analyst\JPN_EsriJapan_20xx」です。それ以外のフォルダーにインストールしている場合は読み替えてください。


  1. [コンテンツ] ウィンドウ上で「Business Analyst データ レイヤー」→ 「エリアデータ」を展開し、シンボル設定を変更したい区画レイヤーを右クリック → [シンボル] をクリックします。
  2. [シンボル] ウィンドウが開いたら、[フィールド] パラメーターの右部にある [式の設定] ボタンをクリックして、[式の設定] ウィンドウを開きます。
  3. [式] ボックスに、表示させたい数値情報を表す計算式を入力します。この例では、20~40 歳代の人口総数を表示させたいので、以下の計算式を入力します。
  4. [フィールド] リストから利用したいフィールドを選択し、ダブルクリックすることで [式] ボックスに追加できます。

  5. [タイトル] に任意のフィールド名を入力して [OK] をクリックし、[式の設定] ウィンドウを閉じます。

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