FAQ Drone2Map で GCP を利用した座標補正を行う方法

ナレッジ番号:3102 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/08/17

概要

Drone2Map では、プロジェクト エリアの GCP (地上基準点) ファイルがある場合はコントロール機能を使ってそれらをインポートすることができます。またはマップから取得することもできます。

推奨:余裕がある場合は、2D 高速 テンプレートで処理を実行後、位置精度の状態などを確認の上、必要な GCP を追加して再度処理を実行します。 

操作のヒント

手順

インポート可能なファイル形式

  • CSV またはテキスト ファイル (拡張子が .csv または .txt のファイル)
  • Drone2Map からエクスポートされたファイル (拡張子が .zip または .z のファイル)
  • フィーチャ クラス (ファイル ジオデータベース格納されているポイント フィーチャクラス)
  • ホスト フィーチャ レイヤー (ArcGIS Online 上のホストされたポイント フィーチャ)

ここでは、ホスト フィーチャ レイヤーのインポート方法を説明します。現地調査アプリ (ArcGIS Collector や ArcGIS Survey123 など) で収集したフィーチャ サービスを GCP として活用していただくこともできます。

ホスト フィーチャ レイヤーのインポート方法

  1.  [ホーム] → [コントロール] グループの [コントロール] ドロップダウン リストから [コントロールのインポート] をクリックします。
  2.  [コントロールのインポート] ダイアログで [ホスト フィーチャ レイヤーからのインポート] を選択し [OK] をクリックします。
  3. [コントロールのインポート] ダイアログで GCP として使用するホスト フィーチャ レイヤーとポイント フィーチャをドロップダウン リストから選択します。([フィーチャ ジオメトリの使用] チェックボックスをオンにすると、フィーチャの位置情報を使用します。)
  4. 必要に応じて [Horizontal Coordinate System] (水平空間参照) を設定し、適切な鉛直座標系を [鉛直参照] ドロップダウン リストから選択して [ジオイド高] を指定してください。
  5. GCP の位置を確認できる写真がある場合は [コントロール 写真 (オプション)] に画像フォルダを入力します。必要に応じて [コントロール写真の拡張] の [ラベル内] のチェックボックスをオンし、画像データの拡張子を指定してください。[フィーチャ アタッチメントの使用] のチェックボックスをオンにするとフィーチャにアタッチメントされた写真を読み込めます。
  6. GCP ファイルの正しい列をフィールドに割り当てて [OK] をクリックします。
  7. 取り込んだ GCP がマップ、[コントロール マネージャー] ウィンドウ追加されます。
  8. GCP とそれに対応する画像の間にリンクを作成します。[コントロール マネージャー] ウィンドウに表示されている GCP を1つ選択して [画像リンク エディター] ボタンをクリックするか、[ホーム] タブの [画像リンク エディター] をクリックします。
  9. [画像のリンク] ダイアログが開きます。上部には選択した GCP の位置情報とリンク数が、[イメージ] には画像リストが表示されています。
    画像リストから画像を選択すると選択した画像がプレビューウィンドウに表示されます。
  10. 画像内から GCP に対応する位置を見つけ、クリックします。画像上の点に  がマークされます。リンクをやり直すには、正しい場所を再度クリックします。リンクを削除するには、[リンクの削除] をクリックします。
    さらに別の画像を選択してリンクを同様の手順で作成します。
    GCP が含まれる画像全てにリンクを作成したら、[OK] をクリックします。
     
    GCP ごとに少なくとも 2 画像とリンクされている必要があります。3~8 画像のリンクを作成するとより精度の高い結果を得ることができます。
  11. [コントロール ポイント] ラベル名のドロップダウン リストから他 GCP を選択し、画像とのリンクを作成します。各 GCP について 10 の手順を繰り返します。
    [リンク] のリンク数の隣にチェックが付けばリンク数が足りていることを示しています。
  12. [コントロール マネージャー] ウィンドウで全てのリンクにチェックが付けは完了です。


操作のヒント

リンクアシスト機能を使用してリンク付けを容易にすることができます。
本機能は、すべての画像でアシスト可能というわけではございません。似た風景が続いている場合などでは位置が特定できずアシスト機能が現れないケースもございますので、予めご了承ください。
また、アシストされるためには、一次処理が行われている必要があります。一度も処理が行われていないプロジェクトでは機能いたしませんのでご注意ください。一次処理が行われていない場合は、画像リストの順位のみが適用されます。

  1. GCP ファイルを追加し、[画像のリンク] ダイアログにて、1 つの画像とリンクを作成します。
  2. [リンクの推定] ボタンをクリックします。
    すべての画像から GCP とリンクする画像のみが絞られ、画像リストに表示されます。
  3. リンク位置の推定精度が高い画像には、画像リストの画像名の隣にプラス印が付き、画像を選択するとビューアーにはリンク位置に青色のマークが表示されているのを確認できます。
    その位置を参考に正しい位置をクリックしてリンクを付けることも可能です。
  4. プラス印が付いている画像のリンク位置が全て期待通りであれば、左下の [自動リンク] ボタンをクリックするとそのマークの位置で確定したリンクが付きます。
     
    ※リンクする画像が表示されなかった場合は、[すべての画像を表示] チェックボックスをオンにしてアシスト無しで画像を探すことができます。
    ※リンク位置の推定精度が低い場合は画像リストには ? 印、ビューアー上にはオレンジ色のマークが表示されます。正しいリンク位置がある場合は、手動でリンクを付けます。

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