FAQ
Drone2Map での地上基準点の管理

ナレッジ番号:3044 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

Drone2Map では、プロジェクトのセットアップの際に画像や外部の位置情報ファイルから GPS 情報を取得します。プロジェクトによっては、GPS よりも高い精度が必要な場合があります。より精度を高めるために、プロジェクトに地上基準点(GCP)を追加することができます。地上基準点は、正しい位置に画像をジオリファレンスするために使用される、地表面上の座標が既知の場所で取得された点です。Drone2Map は、ファイルから GCP ファイルをインポートするか、マップ上から手動で GCP を追加する機能を提供します。

注意: 画像を処理する前に GCP を追加します。処理が完了した後に GCP を追加した場合は、それらを適用するためには再度処理を実行する必要があります。

地上基準点を追加

プロジェクト エリアの地上基準点を含むファイルがある場合はそれらを以下の方法で追加することができます。

  • CSV またはテキストファイルからのインポート
    *.csv や *.txt ファイルに格納した GCP をインポートします。
  • Drone2Map コントロール エクスポートからインポート
    一度 Drone2Map で追加した GCP を Zip 圧縮してエクスポートしたファイルをインポートします。
    エクスポート方法は、下記の「 エクスポート」を参照ください。
  • フィーチャクラスからのインポート
    ローカルマシンに保存している *.gdb ファイルを選択し、格納されている GCP(ポイント フィーチャ)をインポートします。
  • ホスト フィーチャ レイヤーからのインポート
    サインインしているアカウントに共有しているフィーチャ レイヤーから GCP となるポイント フィーチャ レイヤーを選択してインポートします。
  • マップから GCP を取得する
    Drone2Map のマップから GCP とするポイントを作成します。

GCP を利用した座標補正を行う方法 では、ホスト フィーチャ レイヤーからのインポート方法を例に GCP の追加手順を記載していますのでご参考ください。
その他の GCP の追加手順やチェックポイントや手動タイポイントについては Esri ヘルプのコントロールの管理をご参照ください。

コントロール マネージャー

コントロール テーブル は、追加した GCP や チェックポイント、手動タイポイントの情報を表示し、画像とそれぞれのポイント間のリンクの作成や管理を行うために使用します。

各ポイント情報

リンク状況 

対象の GCP または CP(チェックポイント)、MTP(手動タイポイント) にリンクがあるかどうかを示しています。
! は十分なリンクが無いことを示し、? はリンクが満たされている状態を示します。
GCP は、少なくとも 2 枚の画像にリンクする必要がありますが、3 ~ 8 枚の画像へのリンクをお勧めします。リンクされた画像数は [画像リンク] フィールドで確認できます。

 種類

GCP:地上コントロールポイント
モデルをジオリファレンスするために使用します。

CP:チェックポイント
モデルの絶対精度を評価するために使用します。

MTP:手動タイポイント
水域などの自動タイポイントでは生成が不安な場合に、エリアをつなぎ合わせるために手動で追加して使用します。

 ラベル  GCP の一意の識別子を表示します。
 XY 値の精度   ポイントの水平精度を表示します。
 Z 値の精度  ポイントの垂直精度を表示します。

画像リンク エディター

GCP を適用するには、GCP とそれに対応する画像の間にリンクを作成する必要があります。リンクの作成方法は、GCP を利用した座標補正を行う方法をご参照ください。

選択を削除

削除したい GCP を選択するとアクティブとなり、Drone2Map から削除することができます。

エクスポート 

[コントロールのエクスポート] ツールを使用すると、GCP およびそれに関連するリンクされた画像を外部ファイルとして保存し、将来のプロジェクトで再利用することができます。

  1. コントロール マネージャーにてエクスポートしたい GCP を選択します。
  2. [コントロール] メニューより [コントロールのエクスポート] をクリックします。
  3. ファイルを保存する場所を選択し、[保存] をクリックします。GCP ファイルが Zip 圧縮された *.json ファイルとして Drone2Map からエクスポートされます。

注意: この機能による出力ファイルをインポートする場合は、エクスポート時に使用した画像と同じ画像を使用している必要があります。

メタデータ

機能

種類

製品