FAQ
空間結合で最頻値や平均値などの集計をしたい

ナレッジ番号:3071 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/06/21

概要

[空間結合] を行うと、空間的位置関係を指定し、条件に合致したフィーチャの属性情報を取得するだけでなく、それらの数値情報を使って集計処理をすることができます。コンテンツ ウィンドウから[属性の結合とリレート] を行うことでもその処理を行うことができますが、ArcToolBoxの [空間結合(Spatial Join) ] ツールを使うことで、最頻値や中央値、範囲などのより幅広い統計値を算出することが可能です。ここではポリゴン データと重なるポイント データの属性から最頻値を求める方法をご紹介いたします。

<各空間結合の方法で利用可能な集計方法>

集計方法 [属性の結合とリレート] [空間結合(Spatial Join)]
平均値(MEAN)
合計値(SUM)
最小値(MINIMUM)
最大値(MAXIMUM)
標準偏差(STANDARD DEVIATION)
分散(VARIANCE) ×
中央値(MEDIAN) ×
最頻値(MODE) ×
範囲(RANGE) ×

手順

  1. ArcToolbox → [解析ツール] → [オーバーレイ] → [空間結合 (Spatial Join)] ツールを起動します。
  2. 以下のように設定します。
    ターゲット フィーチャ:ポリゴン フィーチャ
    結合 フィーチャ:ポイント フィーチャ
    結合方法:JOIN_ONE_TO_ONE
    マッチ オプション:INTERSECT
    ※[出力フィーチャクラス] の設定は任意でお願いします。
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  3. [結合フィーチャのフィールドマップ] にある [+] のマークをクリックして、[出力フィールド プロパティ] ダイアログを表示します。
  4. 以下のように設定します。
    タイプ:数値型(Double, Long 等) ※集計に使用するフィールドのタイプに合わせて設定ください。
    マージ ルール:Mode
    ※上記以外の項目は、必要に応じて変更をお願いします。
    Image
  5. [OK] ボタンで [出力フィールド プロパティ] ダイアログを閉じます。
  6. [結合フィーチャのフィールドマップ] 欄で追加したフィールドを右クリックし、[入力フィールドの追加] をクリックします。
  7. [入力の追加] ダイアログで、集計に使用するフィールドを選択し、[OK] ボタンでダイアログを閉じます。 Image
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  8. [OK] ボタンで、処理を開始します。

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