FAQ
空間結合で最頻値や平均値などの集計をしたい
ナレッジ番号:3071 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/10/09
概要
[空間結合] を行うと、空間的位置関係を指定し、条件に合致したフィーチャの属性情報を取得するだけでなく、それらの数値情報を使って集計処理をすることができます。コンテンツ ウィンドウから[属性の結合とリレート] を行うことでもその処理を行うことができますが、ArcToolBoxの [空間結合(Spatial Join) ] ツールを使うことで、最頻値や中央値、範囲などのより幅広い統計値を算出することが可能です。ここではポリゴン データと重なるポイント データの属性から最頻値を求める方法をご紹介いたします。
<各空間結合の方法で利用可能な集計方法>
集計方法 [属性の結合とリレート] [空間結合(Spatial Join)] 平均値(MEAN) 〇 〇 合計値(SUM) 〇 〇 最小値(MINIMUM) 〇 〇 最大値(MAXIMUM) 〇 〇 標準偏差(STANDARD DEVIATION) 〇 〇 分散(VARIANCE) 〇 × 中央値(MEDIAN) × 〇 最頻値(MODE) × 〇 範囲(RANGE) × 〇
手順
- ArcToolbox → [解析ツール] → [オーバーレイ] → [空間結合 (Spatial Join)] ツールを起動します。
- 以下のように設定します。
ターゲット フィーチャ:ポリゴン フィーチャ
結合 フィーチャ:ポイント フィーチャ
結合方法:JOIN_ONE_TO_ONE
マッチ オプション:INTERSECT
※[出力フィーチャクラス] の設定は任意でお願いします。
- [結合フィーチャのフィールドマップ] にある [+] のマークをクリックして、[出力フィールド プロパティ] ダイアログを表示します。
- 以下のように設定します。
タイプ:数値型(Double, Long 等) ※集計に使用するフィールドのタイプに合わせて設定ください。
マージ ルール:Mode
※上記以外の項目は、必要に応じて変更をお願いします。
- [OK] ボタンで [出力フィールド プロパティ] ダイアログを閉じます。
- [結合フィーチャのフィールドマップ] 欄で追加したフィールドを右クリックし、[入力フィールドの追加] をクリックします。
- [入力の追加] ダイアログで、集計に使用するフィールドを選択し、[OK] ボタンでダイアログを閉じます。
- [OK] ボタンで、処理を開始します。
関連情報
- [属性の結合とリレート]で空間結合を行う方法:
FAQ「ポリゴンと重なるポイントを属性結合する方法」 - ヘルプ:
フィールド マッピング コントロールの使用
メタデータ
機能
種類
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