FAQ
ASCII形式のテキストファイルをグリッド(ラスタデータ)に変換するには?

ナレッジ番号:1029 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

説明

ArcToolbox を使用することで、以下のようなフォーマットに基づいたASCII形式のテキストファイルをグリッドなどのラスタデータに変換することができます。

テキストファイルの編集は、NotePad やテキストエディタ等を用いて以下のフォーマットの例に従って作成します。編集後、テキストファイルを、ArcToolbox → [変換ツール] → [ラスタへ変換] → [ASCII→ラスタ] ツールにてラスタデータに変換することができます。

テキストファイルの例

ASCII ファイルは、一連のキーワードを含むヘッダー情報の後に、行優先順でセル値が続く構造になっています。

ASCII ファイルの構造には 2 つの種類があります。 原点は、左下側セルの左下隅の座標によって識別されるか、左下側セルの中心として識別されます。
通常、ファイルの形式は以下のとおりです。 


ncols 3
nrows 3
xllcorner 0
yllcorner 0
cellsize 10
nodata_value -9999
1 2 1 2 2 2 1 2 1・・・・・・・・・・・・・・・・・

1~6行目までがヘッダー部分で、7行目以降が各グリッドのセル値を示しています。
ヘッダーの内容は、1行目から6行名までの内容は以下のとおりです。


列数(カラムの数)
行数(ロウの数)
左下セルのX座標(セルの左下隅)
左下セルのY座標(セルの左下隅)
セルのサイズ
NODATAの値
グリッドのセルの値・・・・・・・・・

各セルの値は整数値だけでなく小数値も扱うことができます。 (セルの値が整数値かどうかを問い合わせるダイアログが現れます)。 グリッドの値は左上のセルから開始し、左から右へ記述していきます。各セルの値はスペースで区切ります。グリッドの row が変わるところで改行する必要はありません。

・NODATA_VALUE は、出力ラスターの NoData セルに割り当てられる、ASCII ファイル内の値です。この値は、通常、true の値が不明であるセル用に予約されています。出力ラスターの作成時には、システムによって生成される NoData の値が NODATA_VALUE の代わりに使用されます。


・ファイルに格納されているセル値の数は行数に列数を掛けた数と等しくなければなりません。等しくない場合は、エラーが返されます。

 

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