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ArcGIS Pro: 指定範囲内のラスターのセル値を集計したい(ゾーン統計、ゾーン特性、サーフェス情報の追加)

ナレッジ番号:6033 | 登録日:2025/10/27 | 更新日:2026/06/18

概要

あるラスター データ(またはポリゴン データ)の範囲において、別のラスター データのセル値の平均値や合計値などを演算する方法を紹介します。

この操作を行うには、Spatial Analyst、Image Analyst、3D Analyst のいずれかのエクステンション製品が必要です。ご利用のエクステンションの種類と出力フォーマットに応じて、以下の A~C の方法を選択してください。

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A. Spatial Analyst または Image Analyst: [ゾーン統計] ツール、 [ゾーン統計をテーブルに出力] ツールを用いる方法
B. Spatial Analyst: [ゾーン特性] ツールを用いる方法
C. Spatial Analyst または 3D Analyst: [サーフェス情報の追加] ツールを用いる方法

出力統計情報 A. [ゾーン統計] ツール B. [ゾーン特性] ツール C. [サーフェス情報の追加] ツール
平均値(MEAN)
最頻値(MAJORITY) ×
最大値(MAXIMUM)
中央値(MEDIAN) ×
最小値(MINIMUM)
最少頻値(MINORITY) ×
範囲(RANGE) ×
標準偏差(STD) ×
合計(SUM) ×
種類(VARIETY) ×

A. Spatial Analyst または Image Analyst: [ゾーン統計] ツール、 [ゾーン統計をテーブルに出力] ツールを用いる方法

ラスター データもしくはポリゴン データによって定義されたゾーン内のラスターのセル値の統計情報を計算します。出力したいデータ形式に応じて、以下の①~②のツールをご使用ください。


①[ゾーン統計] ツール:ゾーン内の 1 つの統計情報を計算して、ラスター データを作成します。

②[ゾーン統計をテーブルに出力] ツール:複数の統計情報もしくは、すべての統計情報を計算して、テーブルを作成します。


[ゾーン統計] ツールおよび [ゾーン統計をテーブルに出力] ツールの [入力ラスター、またはフィーチャ ゾーン データ] パラメーターで、ゾーン データとしてポリゴン データを指定する場合、集計処理中にポリゴンが内部でラスターに変換されます。
各ゾーンの出力の計算には値ラスターが使用されますが、値ラスターのセルの中心に重なっていないゾーンは内部ゾーン ラスターに変換されず、出力結果に表示されません。
その場合は、ツールの [環境設定] でゾーン データと入力値ラスターの処理範囲を設定してから処理を行います。
詳細な設定方法については「ポリゴンを使用してゾーン統計 (またはゾーン統計をテーブルに出力) を実行すると、希望の結果が得られない」をご参照ください。
①[ゾーン統計] ツール

  1. [解析] タブの [ツール] をクリックし、[ジオプロセシング] ウィンドウを表示します。
  2. [ジオプロセシング] ウィンドウの [ツールボックス] タブで、ご利用のエクステンション製品のツールボックスをクリックし、 [ゾーン統計] ツールを開きます。
    - Spatial Analyst の場合:[Spatial Analyst ツール] → [ゾーン] → [ゾーン統計] をクリック します。

    - Image Analyst の場合:[Image Analyst ツール] → [統計] → [ゾーン統計] をクリックしま す。

  3. 各パラメーターを以下のように設定し、[実行] をクリックします。
    • [入力ラスター、またはフィーチャ ゾーン データ]:ゾーンを定義するラスター データまたはポリゴン データ
    • [ゾーン フィールド]:一意の値を持つフィールド(整数フィールドまたは文字列フィールド)
      ※ラスター データまたはポリゴン データに一意のフィールドがない場合は、あらかじめ追加しておきます。
    • [入力値ラスター]:統計値を算出する対象となるラスター データ
    • [出力ラスター]:ゾーンごとの統計結果を格納する出力ラスター データの保存先
    • [統計の種類]:平均、最大、最小、中央値などから選択


[ゾーン統計] ツールの詳細については「ゾーン統計」をご参照ください。

②[ゾーン統計をテーブルに出力] ツール
  1. [解析] タブの [ツール] をクリックし、[ジオプロセシング] ウィンドウを表示します。
  2. [ジオプロセシング] ウィンドウの [ツールボックス] タブで、ご利用のエクステンション製品のツールボックスをクリックし、 [ゾーン統計をテーブルに出力] ツールを開きます。
    - Spatial Analyst の場合:[Spatial Analyst ツール] → [ゾーン] → [ゾーン統計をテーブルに出力] をクリックします。

    - Image Analyst の場合:[Image Analyst ツール] → [統計] → [ゾーン統計をテーブルに出力] をクリックします。

  3. 各パラメーターを以下のように設定し、[実行] をクリックします。
    • [入力ラスター、またはフィーチャ ゾーン データ]:ゾーンを定義するラスター データまたはポリゴン データ
    • [ゾーン フィールド]:一意の値を持つフィールド(整数フィールドまたは文字列フィールド)
      ※ラスター データまたはポリゴン データに一意のフィールドがない場合は、あらかじめ追加しておきます。
    • [入力値ラスター]:統計値を算出する対象となるラスター データ
    • [出力テーブル]:ゾーンごとの統計結果を格納するテーブルの保存先
    • [統計の種類]: すべてまたは平均、最大、最小、中央値などから選択

 [ゾーン統計をテーブルに出力] ツールの詳細については「ゾーン統計をテーブルに出力」をご参照ください。

B. Spatial Analyst: [ゾーン特性] ツールを用いる方法

[ゾーン特性] ツール:複数の値ラスターの統計情報を計算して、テーブルを作成します。

  1. [解析] タブの [ツール] をクリックし、[ジオプロセシング] ウィンドウを表示します。
  2. [ジオプロセシング] ウィンドウの [ツールボックス] タブ → [Spatial Analyst ツール] → [ゾーン] → [ゾーン特性] をクリックします。
  3. 各パラメーターを以下のように設定し、[実行] をクリックします。
    • [入力ラスターまたはフィーチャ ゾーン]:ゾーン(集計単位)となるラスター データまたはポリゴン データ
    • [ゾーン フィールド]:一意の値を持つフィールド(整数フィールドまたは文字列フィールド)
      ※ラスター データまたはポリゴン データに一意のフィールドがない場合は、あらかじめ追加しておきます。
    • [入力値ラスター]: 統計を算出する対象となるラスター データ(複数指定可能)
    • [統計の種類]: 平均、最大、最小、中央値などから選択
    • [出力統計テーブル]:出力先のテーブル

 [ゾーン特性] ツールの詳細については「ゾーン特性」をご参照ください。

C. Spatial Analyst または 3D Analyst: [サーフェス情報の追加] ツールを用いる方法

[サーフェス情報の追加] ツール:ポリゴン データと高さを持つラスター データが重なる領域について、高さ(Z 値)の統計情報を算出し、ポリゴン データの属性値として出力します(入力フィーチャとして指定したポリゴン データの属性に統計情報が追加されます)。

  1. [解析] タブの [ツール] をクリックし、[ジオプロセシング] ウィンドウを表示します。
  2. [ジオプロセシング] ウィンドウの [ツールボックス] タブ → [3D Analyst ツール] → [統計情報] → [サーフェス情報の追加] をクリックします。
  3. 各パラメーターを以下のように設定し、[実行] をクリックします。
    • [入力フィーチャ]:ポリゴン データ
    • [入力サーフェス]:ラスター データ
    • [出力プロパティ]:平均、最大、最小、範囲、標準偏差、合計などから必要な項目を選択
      ※プロパティのタイプはフィーチャ ジオメトリによって異なります。

 [サーフェス情報の追加] ツールの詳細については「サーフェス情報の追加」をご参照ください。

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