FAQ
ArcGIS Pro: フィーチャの重複を確認・削除するには?
ナレッジ番号:5934 | 登録日:2025/05/30 | 更新日:2025/06/06
概要
1 つのフィーチャクラスの中に全く同じジオメトリを持つ重複したフィーチャが存在している場合に、その重複したフィーチャを削除する方法を説明します。
本手順は、ArcGIS Pro 3.1 から Basic ライセンスで利用可能になった [同一値を持つレコードの検出] ツールおよび [同一値を持つレコードの削除] ツールを使用します。方法
重複フィーチャを確認する
重複フィーチャを削除する前にどのフィーチャが重複しているか確認したい場合は、重複フィーチャを確認するツールを実行します。
- ArcGIS Pro を開き、[解析] タブ → [ツール] をクリックして [ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
- [ツールボックス] → [データ管理 ツール] → [一般] → [同一値を持つレコードの検出] ツールを開きます。
- [入力データセット] で対象のフィーチャクラスを指定し、[出力データセット] で任意の場所と名前を指定します。
- [フィールド] では「SHAPE」を選択します。「SHAPE」を選択しますと、全く同じジオメトリが検出されます。
- 出力されたテーブルを確認しますと、重複しているレコードを確認できます。
ジオメトリは同じでも、属性値が異なっていれば重複とみなさない場合は、「SHAPE」以外にフィールドを選択します。上図では 4 つの重複がありますが、属性情報も考慮して実行した下図では重複は 2 つになります。
重複フィーチャを削除する
重複フィーチャを削除する手順では、対象のフィーチャクラスに直接変更が加えられます。必要に応じてバックアップを取得してください。
ツール実行時に [[元に戻す] の有効化] を有効化しますと、編集状態でツールが実行されますので、[編集] タブの [保存] をクリックするまで削除は反映されません- ArcGIS Pro を開き、[解析] タブ → [ツール] をクリックして [ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
- [ツールボックス] → [データ管理 ツール] → [一般] → [同一値を持つレコードの削除] ツールを開きます。
- [入力データセット] で対象のフィーチャクラスを指定します。
- [フィールド] では「SHAPE」を選択します。属性値が異なっていれば重複とみなさない場合は、「SHAPE」以外にフィールドを選択します。
- 必要に応じて、[[元に戻す] の有効化] を有効化します。
- [実行] をクリックして実行します。
- ツールの実行後、対象のフィーチャクラスの属性テーブルを開きますと、4 つあったレコードが 2 つになっています。[[元に戻す] の有効化] を有効化しますと、[編集] タブの [保存] と [破棄] がアクティブになりますので、問題がなければ [保存] をクリックして反映させます。
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