FAQ
ArcGIS Pro : ルート解析を反復処理
ナレッジ番号:5443 | 登録日:2023/07/26 | 更新日:2024/11/21
概要
ネットワーク解析において複数データを使用した反復処理を行うには ModelBuilder を使用します。
モデルでネットワーク解析を行う場合には、① 解析レイヤーの作成 → ② ロケーションの追加 → ③ 解析の実行 → ④ 出力結果のエクスポート の流れで処理を行います。この FAQ では [ルート解析] で複数の入力データを反復処理する方法をご紹介します。
前提条件
- 入力データは 1 つのジオデータベースまたはフォルダーに格納されている必要があります。
- 以下のサンプル モデルをダウンロードしてご利用いただくことも可能です。
注意
- サンプル モデルはバージョン 3.0.2 で作成されております。
- サンプル モデルに関するサポートは行っておりません。サンプル モデルが正常に動作しない場合は、手順にそってご利用環境でモデルを新規に作成しなおしてください。
- 各ツールのパラメーターの設定はヘルプをご参照ください。
事前準備
- ModelBuilder の基本操作は FAQ「ArcGIS Pro: モデルの作成と実行 (ModelBuilder)」をご参照ください。
手順
- [解析] タブ → [ModelBuilder] をクリックし、新規モデルを作成します。
- [ジオプロセシング] ウィンドウにて [ルート解析レイヤーの作成] ツール、[ロケーションの追加] ツール → [解析の実行] ツールをそれぞれ検索し、モデルに追加します。
- [ModelBuilder] タブ → [反復] → [フィーチャクラスの反復] をクリックします。
- 下図のように接続します。
・[フィーチャクラスの反復] エレメント
[ワークスペースまたはフィーチャ データセット] に入力データ (複数データ) が格納されているジオデータベースまたはフォルダーを指定します。・[ルート解析レイヤーの作成] エレメント
[ネットワーク データ ソース] にネットワーク データセット (道路網データ) を指定します。
[レイヤー名] にはドロップダウンから "名前" を選択します。
その他のパラメーターはヘルプをもとに希望に合った設定を行います。・[ロケーションの追加] エレメント
[サブ レイヤー] で [ストップ] を選択することで、ルート解析において立ち寄りたい地点としてポイント データを読み込みます。
[ルート解析レイヤーの作成] の緑色エレメントを [入力ネットワーク解析レイヤー] に指定します。
[フィーチャクラスの反復] の緑色エレメントを [入力ロケーション] に指定します。
その他のパラメーターはヘルプをもとに希望に合った設定を行います。・[解析の実行] エレメント
デフォルトのままで [OK] をクリックします。 - ネットワーク解析の結果は自動では保存されないため、出力し保存する必要があります。
[ModelBuilder] タブ → [ユーティリティ] → [データの選択] をクリックします。 - [ジオプロセシング] ウィンドウにて [フィーチャクラス → フィーチャクラス] ツールを検索し、モデルに追加します。
- 下図のように接続します。
・ [データの選択] エレメント
[解析の実行] の緑色エレメントを [入力データ エレメント] に指定します。
[子データ エレメント] に "ルート" を指定します。・[フィーチャクラス → フィーチャクラス] エレメント
[データの選択] の緑色エレメントを [入力フィーチャ] に指定します。
[出力場所] に任意の出力場所を指定します。
[出力名] に 「%名前%」を含む出力データ名を入力します。 - [ModelBuilder] タブの [実行] でモデルを実行します。
メタデータ
種類
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