FAQ
Business Analyst?Web App でカスタム データを使用した集計や解析ができない

ナレッジ番号:5439 | 登録日:2023/07/26 | 更新日:2024/11/21

概要

ArcGIS Business Analyst Web App (以下 Business Analyst Web App) では、カスタム データを用いた解析や集計が可能です。
しかし、カスタム データの座標系の設定によっては、解析実行後に画面が読み込み中のまま遷移しなかったり、インフォグラフィックス・レポートの集計結果が N/A となったりする現象が発生します。本 FAQ では、この現象の原因と対処法について説明します。

説明

原因

Business Analyst Web and Mobile Apps に追加したデータの空間参照 (座標系) が以下のもの以外に設定されているため。

  • Web メルカトル図法 (球体補正) (Web Mercator (auxiliary sphere)) (WGS 1984) WKID(EPSG コード): 102100 (3857)

空間参照の確認方法 (ArcGIS Online)

  •  Business Analyst Web App の [ファイルのインポート] からインポートしたデータの場合

  1. ArcGIS Online にサイン インし、[コンテンツ] タブ → [マイ コンテンツ] をクリックします。
  2. [フォルダー] の中の「BA-Project Data」をクリックします。
  3. カスタム データをインポートしたプロジェクト名のレイヤーの名前部分をクリックし、アイテム詳細ページを開きます。
  4. [レイヤー] のうち、インポートしたレイヤーをクリックします。
  5. [URL] 右上の [表示] をクリックします。
  6. [Extent] 内の [Spatial Reference] が「102100 (3857) 」であることを確認します。
  • マイ コンテンツもしくは組織内共有された Web レイヤーを Business Analyst Web App の [Web マップおよびレイヤー] で参照した場合

  1. ArcGIS Online にて、追加したデータのアイテム詳細ページにアクセスします。
  2. [URL] 右上の [表示] をクリックします。
  3. [Extent] 内の [Spatial Reference] が「102100 (3857) 」であることを確認します。

回避方法

データの空間参照が上記のものと異なる場合は、 ArcGIS Pro などを使用して空間参照を変換し、カスタム データとして再設定していただくことで、解析や集計を実行できます。

空間参照の変換方法

ArcGIS Pro もしくは ArcMap を使用することで、お持ちのデータをサポートされている空間参照に変換することができます。下記の FAQ をご覧ください。 

  • ArcGIS Pro   (Business Analyst for ArcGIS Pro を含む) をご利用の方

★関連ナレッジがみつかりませんでした★ArcGIS Pro: フィーチャクラス、シェープファイルの測地基準系や座標系を変更するには? (投影変換)

  • ArcMap  (従来の Business Analyst Desktop を含む) をご利用の方 

★関連ナレッジがみつかりませんでした★フィーチャクラス、シェープファイルの測地基準系や座標系を変更するには? (投影変換)

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