FAQ
カスタム コンポーネントの導入

ナレッジ番号:5260 | 登録日:2023/07/26 | 更新日:2023/12/28

概要

「導入」とは、アプリケーションが動作するために必要なすべてのバイナリ、データ、ヘルプ、その他の付属するファイルをインストールする概念です。Esri の ArcObjects に基づく導入には、従来の .NET 開発者にとっては初めて目にするかもしれない特有の基準があります。

このトピックは、ArcGIS 10.1 またはそれ 以降のバージョンを使用して、エンド ユーザーのコンピュータにカスタム コンポーネントを導入しようとしている ArcObjects 開発者に向けたロードマップとして、カスタム コンポーネントの導入を実現する方法について、サンプル コードを含むトピックへのリンクを提供しています。

カスタム コンポーネントの導入について

カスタム コンポーネントとは、一般的に既存のホスト アプリケーション(実行可能ファイル)の機能を拡張するダイナミック リンク ライブラリ(.dll ファイル)のことをいいます。実行ファイルをダブルクリックすると、アプリケーションが起動するのに対し、.dll ファイルはダブルクリックしても何も起こりません。これらのファイルは、ホスト アプリケーションによって使用されるものです。ArcGIS ベースのカスタム コンポーネントのホスト アプリケーションは、ArcGIS Desktop アプリケーション(ArcMap、ArcCatalog、ArcGlobe、または ArcScene)です。

カスタム コンポーネント(.dll)の導入例には、以下の条件が必須です。

  • 前提条件 ― カスタム コンポーネントが使用されるコンピュータに、適切な ArcGIS Desktop アプリケーションがインストールされ、ライセンスが認証されている。
  • .dll ファイルとその他の付属ファイル(ヘルプ ファイル、データセットなど)が同じコンピュータにインストールされている。
  • COM(コンポーネント オブジェクト モデル)インターフェイスや Esri ベース クラスの実装に基づく ArcGIS カスタム コンポーネントは、その .dll ファイルを登録するために ESRIRegAsm ユーティリティを使用する。  

参照:

COM コンポーネント カテゴリおよび COM 相互運用機能をカスタム コンポーネントで使用する方法

カスタム コンポーネントの Category および Caption プロパティの情報を取得する

ESRIRegAsm ユーティリティ


この文書は、ArcObjects Help for .NET Developers 内のトピック  Deploying custom components を元に翻訳したものです。

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