FAQ
ArcGIS Pro: 許容値を指定し、ラインの端点が接するように修正したい

ナレッジ番号:3233 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2026/06/22

概要

ネットワーク解析で利用する道路中心線のようなライン データは、各ラインの端点が接していなければ正しく解析することができません。
各ラインの端点が接していない場合は、以下のいずれかのジオプロセシング ツールを用いて一括で修正を行うことができます。
ここでは、下図の赤円内の隙間を解消するように処理を行います。


※ いずれのツールにおいても、入力フィーチャを直接変更します。[元に戻す] を無効化してツールを実行すると修正前の状態には戻せませんので、必要に応じてバックアップを作成してください。

インテグレート

Basic ライセンスで利用可能なツールです。ツールの詳細は「インテグレート」をご参照ください。
指定した XY 許容値内にあるフィーチャ (または頂点) が一致するようにジオメトリの編集を行います。ラインの位置関係や許容値によっては、ラインの角度が変わることがあります。

手順

  1. [解析] タブの [ツール] をクリックします。


  2. [ジオプロセシング] ウィンドウのツールの検索欄に「インテグレート」と入力します。


  3. 検索結果に表示された [インテグレート] をクリックします。


  4. [ジオプロセシング] ウィンドウで以下のように設定を行い、[実行] をクリックします。
    • [パラメーター] タブ
      [入力フィーチャ]: 処理対象のフィーチャを指定
    • [環境] タブ
      [XY 許容値]: フィーチャの頂点が一致すると見なす距離範囲を入力
      ※ 値が大きいほど、離れたフィーチャ (頂点) を一致させます。
    処理が完了すると下図のようにラインの端点が移動し、ラインが接した状態になります。



ラインの延長

ツールを使用するには、Standard または Advanced ライセンスが必要です。ツールの詳細は「ラインの延長」をご参照ください。
指定した XY 許容値内に別のラインの端点がある場合、その位置までラインを延長します。許容値内に端点が見つからなければ、延長の処理は行われません。

手順

  1. [解析] タブの [ツール] をクリックします。


  2. [ジオプロセシング] ウィンドウのツールの検索欄に「延長」と入力します。


  3. 検索結果に表示された [ラインの延長] をクリックします。


  4. [ジオプロセシング] ウィンドウで、以下のように設定を行い、[実行] をクリックします。
    • [入力フィーチャ]: 処理対象のラインを指定
    • [長さを延長]: 交差するフィーチャまでラインの延長を許可する最大距離を指定
      ※ 指定距離内に、対象のラインと交差するラインがない場合は延長されません。
    • [フィーチャが互いに延長して接合]: 既存のラインだけでなく、延長されたラインにも延長する場合はオン
    処理が完了すると下図のようにラインが延長され、ラインが接した状態になります。
    [インテグレート] で処理した時と異なり、左側にあるラインの隙間が解消されていないのは、2 本のラインが直線上にあるためです。


補足情報

  • 個々のライン フィーチャで同様の操作を行いたい場合は、[フィーチャの修正] ウィンドウの [延長/切詰め] ツールを使用します。
    詳細は「ポリライン フィーチャの延長または切詰め」をご参照ください。
  • [インテグレート] ツールの実行後に延長したラインを接合したい場合は、[ディゾルブ] ツールの [ラインの接合] オプションを使用して処理をお試しください。 ただし、ラインは頂点が 2 つ (辺が 1 本) である必要があります。
    詳細は「ディゾルブ」をご参照ください。

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