FAQ
ArcGIS Pro: 画像をリサンプリングしたい
ナレッジ番号:3204 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ArcGIS では最近隣内挿法(NEAREST)、共一次内挿法(BILINEAR)、三次たたみ込み内挿法(CUBIC)、最頻値(MAJORITY)のリサンプリング法が用意されています。 それにより表示結果が異なります。
リサンプリングをする方法には、以下のものがございます。
ジオプロセシング ツールを使用する方法
[リサンプル (Resample)] ツールを利用します。出力結果は実データとなります。
- [ジオプロセシング] ウィンドウを表示し、ArcToolbox → [データ管理] ツール → [ラスター] → [ラスター プロセシング] → [リサンプル (Resample)] ツールを起動します。
- 各パラメーターを設定します。リサンプリング手法は [リサンプリング手法] パラメーターで設定することができます。必要に応じて、[出力セルサイズ] を変更してください。
- [実行] ボタンでラスターの出力処理を開始します。
ラスター関数を使用する方法
ラスター関数の [リサンプル] 関数を使用します。
- [画像] タブ→ [解析] グループ→ [ラスター関数] をクリックします。[ラスター関数] ウィンドウが表示されます。
- [データ管理] → [リサンプル] をクリックします。
- [リサンプリング タイプ] を選択し、[新しいレイヤーの作成] ボタンをクリックします。新規にラスター レイヤーが作成され、リサンプリング処理されたラスターレイヤーが表示されます。
- ラスター関数で作成されたレイヤーは仮想的に生成されたものです。必要に応じて、ディスク上の画像データとして出力します。
[コンテンツ] ウィンドウで、追加されたラスター レイヤーを右クリックし [データ] → [ラスターのエクスポート] で出力を行います。
レイヤーの設定で変更する方法
[表示設定] タブ → [レンダリング] グループ → [リサンプリング タイプ] のドロップ ダウン リスト から、リサンプリング手法を選択します。こちらはあくまでも表示上の設定であり、リサンプル結果が別データとして出力されるわけではありません。
注意点
- デフォルトでは主題画像(土地利用図など)および連続階調画像(衛星画像、航空写真など)の両方に使用できる再近隣内挿法が選択されます。
- 連続階調画像では、共一次内挿法、三次たたみ込み内挿法を利用すると滑らかな外観の出力が得られますが、セル値の変更を伴うため、主題画像には適していません。
- 主題画像では基本的には再近隣内挿法を使用してください。ただしノイズとなる微小領域を除去するときには、最頻値(MAJORITY)を利用します。
補足情報
各リサンプリング手法についての詳細は、以下のヘルプページでご確認いただくことができます。
- [リサンプル (Resample)] ツール
- イメージ付きの説明:
「解析でのセル サイズとリサンプリング」
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