FAQ
ArcGIS Pro: データに問題がないかどうかをチェックし、修復したい (ジオメトリの修正)

ナレッジ番号:3193 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2026/06/08

説明

ジオデータベースやシェープファイルなどのデータが破損していると、エラーが発生する場合があります。
データが破損する原因として以下のようなことがあります。

  • 編集を保存中にコンピューターが強制終了した時
  • 不正なジオメトリが存在する時
  • ArcGIS 以外のソフトウェアで編集した時

データが破損していると考えられる場合には、[ジオメトリのチェック] ツールを使用してジオメトリ (フィーチャの図形形状)に問題があるかどうかを確認できます。また、ジオメトリに問題が見つかったら、 [ジオメトリの修正] ツールで修正が可能です。

[ジオメトリのチェック] ツール

以下の手順でジオメトリのチェックを行います。結果をテーブルとして作成することができます。

  1. [ジオプロセシング] ウィンドウ → [ツールボックス] タブ → [データ管理ツール] → [フィーチャ] → [ジオメトリのチェック] ツールを起動します。
  2. 以下のように各パラメーターを設定します。
    • 入力フィーチャ: 処理対象のデータ
    • 出力テーブル: チェック結果を格納するテーブルの保存先と名称
    • 検証方法: チェック方法について、[Esri] と [OGC] のいずれかから選択
      Image
  3. [実行] をクリックします。
  4. [コンテンツ] ウィンドウ上の出力されたスタンドアロン テーブルを右クリック → [開く] をクリックし、内容を確認します。問題がない場合は、レコードが追加されていない空のテーブルが作成されます。 問題が検出された場合は、テーブル内にフィーチャの ID と問題の原因が表示されます。


    [PROBLEM] フィールドの値の内容は、英語で記述されます。以下に代表的な例を挙げます。
    意味
    Short segment ジオメトリに関連付けられている空間参照のシステム単位で許可されている長さよりも短い線分があります。
    Null geometry フィーチャにジオメトリがないか、SHAPE フィールドが空です。
    Self intersections ポリゴンは自己交差してはいけません。
    Duplicate vertex ジオメトリに、同じ座標を持つ複数の頂点が連続的に配置されています。
    Unclosed rings リングの最後の線分の終点は、最初の線分の始点と同じになる必要があります。

ジオメトリの問題の詳細やチェック方法については、「ジオメトリのチェック (Check Geometry)」を参照してください。

[ジオメトリの修正] ツール

ジオメトリのチェックにより問題が見つかった場合は、[ジオメトリの修正] ツールを使用してジオメトリを修正します。

[ジオメトリの修正] ツールを実行するとデータが上書きされますので、データのバックアップを作成することをお勧めします。
  1. [ジオプロセシング] ウィンドウ → [ツールボックス] タブ → [データ管理ツール] → [フィーチャ] → [ジオメトリの修正] ツールを起動します。
  2. 以下のように各パラメーターを設定します。
    • 入力フィーチャ: 修正対象のデータ
    • NULL ジオメトリを含むフィーチャを削除: ジオメトリがないフィーチャを削除する場合はチェック
    • 検証方法: チェック方法について、[Esri] と [OGC] のいずれかを選択
      Image
  3. [実行] をクリックします。

上記の方法で改善されない場合

以下のいずれか、あるいは、2 つ以上の方法をお試しください。 

  1. データをエクスポートします。 [コンテンツ] ウィンドウにてデータを右クリック → [データ] → [フィーチャのエクスポート] から、別データとして出力してください。
  2. データがネットワーク上にある場合は、ローカルにコピーしてください。ローカルにあるデータの場合は、データを「C:\GISdata」の下などの浅い階層にコピーして再度お試しください。
  3. 属性テーブルのフィールド名を確認してください。
  4. シェープファイルをご利用の場合は、Windows エクスプローラー上で .shp, .dbf, .shx 以外のファイルを削除し、すべてのインデックス、空間情報、メタデータファイルを削除します。
    ※ファイルを削除する前には、データのバックアップを作成することをお勧めします。
    ※座標系の定義情報が削除されるため、ファイルの削除後、[投影法の定義] ツールで座標系の定義を行ってください。
  5. 問題のあるシェープファイルを、ほかの PC で開くことができるかどうかご確認ください。

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