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ModelBuilder : PC ユーザー名を含むパスに処理結果を出力したい（%username%）

ナレッジ番号：3149 | 登録日：2023/05/29 | 更新日：2024/11/21

PC ユーザー名を含むパスとしてよく利用されるのが Default.gdb です。Default.gdb は以下の場所にあり、PC のユーザーごとにパスが異なります。

C:\Users\ ＜PC のユーザー名＞\Documents\ArcGIS\Default.gdb

※ツール実行時にユーザーが出力場所を任意で設定していない場合は、処理結果が Default.gdb に出力されます。

ModelBuilder で出力結果を Default.gdb に格納する場合、まずはユーザー名を取得し、それを "C:\Users\ ＜PC のユーザー名＞\Documents\ArcGIS\Default.gdb" に当てはめます。

この操作を行うにはローカルユーザーで PC にログインしている必要があります。

以下の手順では、[インターセクト] ツールの処理において、出力場所に Default.gdb を設定する方法を例にご紹介します。

実行したいモデルを作成します。基本的なモデルの作成方法はこちらをご参照ください。
例 :
[インターセクト] エレメントをダブルクリックし、出力場所に Default.gdb を指定します。その際、ユーザー名の部分を %username% に変更します。
例 : C:\Users\%username%\Documents\ArcGIS\Default.gdb\Intersect1

※詳細な設定方法はご利用のツールごとに異なる場合があります。
モデルダイアログの [挿入] メニュー → [モデル専用ツール] →　[値の計算] をクリックします。
[値の計算] エレメントをダブルクリックし、以下のように設定します。
```
//条件式
getuser()

//コード ブロック
def getuser():
  import getpass
  return getpass.getuser()

//データ タイプ
すべての値
```
※画像をクリックし、拡大してください。
[値の計算] の出力エレメント（デフォルトの名前が "output_value" ）を右クリック → [名前の変更] → [username] に変更します。
必要に応じ前提条件の設定を行います。
[接続] をクリックし、[username] エレメントと [インターセクト] エレメントを接続し、[前提条件] をクリックします。
ツールを実行し、動作を確認します。