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ModelBuilder: モデルの作成と実行方法

ナレッジ番号：2819 | 登録日：2023/05/29 | 更新日：2023/06/21

ModelBuilder とは

ArcMap では、一連のジオプロセシングツールをつなぎ合わせたワークフローの「モデル」を作成して実行することができます。モデルにより、反復処理などで大量のデータを作成すること、複数のステップを踏む処理のための手作業の簡略化を行うことができます。ModelBuilder は、モデルを作成、編集、管理するためのアプリケーションです。

ArcGIS Desktop のヘルプに多くの情報がありますが、この FAQ ではヘルプ等を読む前にも ModelBuilder に触れていただけるように、手順例をご紹介します。

ArcGIS Desktop ヘルプ:
- ModelBuilder とは
- ModelBuilder の概要

モデルエレメント

モデルに表示される図形（エレメントといいます）のうち、楕円は変数、四角はツールを表しています。変数は、入力フィーチャ、出力フィーチャなどのデータやレイヤであったり、[XY 許容値] や [バッファの距離] などのツールのパラメータとして入力する値であったりします。その他モデルのモデルエレメントは下記ヘルプをご覧ください。

ArcGIS Desktop ヘルプ: モデルエレメント

手順

例として [クリップ] を使用したモデルを作成し実行します。

ArcMapに処理を行いたいデータを追加します。
[標準] ツールバーの [ModelBuilder] をクリックし、 [ModelBuilder] ウィンドウを開きます。
ArcMap の [コンテンツ] ウィンドウからデータを [ModelBuilder] ウィンドウにドラッグ&ドロップします。ArcToolbox から [クリップ] ツールを [ModelBuilder] ウィンドウにドラッグ&ドロップします。
[ModelBuilder] ウィンドウの [接続] 　をクリックします。
[入力フィーチャ] として指定するデータをクリックします。
[クリップ (Clip)] ツールをクリックします。
ツールをクリックすると表示されるメニューで、ツールのどのパラメータにデータを指定するか選択できます。メニューから [入力フィーチャ] を選択します。
同様に、クリップする範囲を定義するデータをクリック、[クリップ (Clip)] ツールをクリックして、メニューから [クリップフィーチャ] を選択します。
モデル内のツールが白抜き状態から色が付いた状態となりましたら、モデルが実行可能になります。
[ModelBuilder] ウィンドウの [実行] をクリックすると、モデルを実行できます。
実行が完了したツールには、影が付きます。