FAQ ArcGIS Pro: 衛星画像から NDVI (植生指数)を計算したい

ナレッジ番号:3142 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2023/08/30

概要

植生指標(NDVI)は、植生の活性度を表す指標とされ、マルチ スペクトラル センサーで取得された画像の赤(R)バンドと近赤外(IR)バンドから計算することができます。

Landsat8 の場合、R=バンド 4、IR=バンド 5 です。
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手順

  1. ArcGIS Pro に衛星画像を追加します。
  2. [画像] タブ → [ラスター関数] をクリックし、[ラスター関数] ウィンドウを開きます。
  3. [ラスター関数] ウィンドウ → [システム] → [解析] → [NDVI] をクリックします。
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    [NDVI] ツールでは自動的に以下の式を用いて計算されます。
    計算式: NDVI = ( IR - R )/( IR + R )
  4. NDVI プロパティで、以下の設定を行い、[新しいレイヤーの作成] をクリックします。
    「ラスター」: 解析したいラスターを選択
    「可視バンド ID」: 赤外(R)のバンドを選択
    「赤外バンド ID」: 近赤外(IR)のバンドを選択
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    ※標準の計算式により計算される本来の NDVI 値(-1 ~ 1)で出力したい場合は [NDVI 値を出力] にチェックを入れます。
    チェックを入れなかった場合、8 ビット整数値に変換され、0~200 の範囲の値になります。
  5. 新しく作成された NDVI レイヤーは仮想的に生成されたものになります。
    レイヤーを右クリック → [データ] → [ラスターのエクスポート] をクリックし、データとして出力します。

補足

ジオプロセシング ツールで NDVI を計算したい場合は、[ラスター演算] ツールを使用します。(Spatial Analyst ライセンスが必要)
・[解析] タブ → [ツール] → [ツールボックス] → [Spatial Analyst ツール] → [マップ代数演算] → [ラスター演算] 

画像データ: Landsat 8 衛星画像
撮影時期: 2013 年 6 月上旬
撮影場所: 新潟県付近

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