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テーブル結合を解除しても、結合した状態を保持したい

ナレッジ番号：3048 | 登録日：2023/05/29 | 更新日：2024/11/21

概要

テーブル結合を行うと、外部のテーブル（Excel のシートや CSV ファイル）と GIS データを接続し、外部のテーブルの情報をフィーチャの付属情報として扱うことができます。
しかし、テーブルの移動や削除を行うと接続が維持できなくなりますし、フィーチャの情報を GIS データとテーブルで二元管理することになります。
ここでは、テーブルの情報をフィーチャの属性に変換して、テーブルの結合状態を解除する方法について紹介します。

テーブル結合したレイヤーをエクスポートする
[フィールドの結合] ツールを使用する

テーブル結合したレイヤーをエクスポートする

テーブル結合処理がされたレイヤーを GIS データとしてエクスポートすると、テーブル結合で追加されたフィールドが、フィーチャの属性として割り当たります。
たとえば、以下の方法でエクスポートした場合です。

コンテンツウィンドウで対象のレイヤーを右クリックし、[データ] → [データのエクスポート] でエクスポートする。
ArcToolbox → [解析] ツールボックス → [選択（Select）] ツールを使用する。
ArcToolbox → [変換] ツールボックス → [ジオデータベースへ変換] → [フィーチャクラス → フィーチャクラス (Feature Class To Feature Class) ] ツールを使用する。
※ このツールでは [フィールドマップ] オプションが使えるため、フィールドの追加や削除、名称の変更などができます。詳細についてはこちらのヘルプでご確認いただけます。

上記の方法でエクスポートすると、テーブル結合によって追加されるフィールドの名称が「（テーブル名）_（フィールド名）」の形式になります。必要に応じて、フィールド名を適宜変更ください。

[フィールドの結合] ツールを使用する

テーブル結合の対象となるテーブルのフィールドを指定し、既存の GIS データにそのフィールドを追加する場合は、ArcToolBox → [データ管理] ツールボックス → [テーブル結合] ツールセット → [フィールドの結合 (Join Field) ] ツールを使用します。テーブル結合した結果を別データとして出力する必要がない場合や、追加する列を指定したい場合は、こちらのツールを使った方が便利です。

このツールで追加されたフィールド名には、結合に使用したテーブルでのフィールド名がそのまま割り当てられます。
※ [結合先のテーブル] がExcel 形式の場合はエラーになるため、[テーブル → テーブル] ツールなどを用いてジオデータベースのテーブルかDBF形式のファイルに変換してください。