FAQ
ネットワーク解析をジオプロセシング ツールで行いたい (Network Analyst)
ナレッジ番号:2796 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ArcMap でネットワーク解析を行う際、Network Analyst ツールバーから解析を開始する方法と、ArcToolbox からジオプロセシング ツールを使用する方法があります。
ArcToolbox からジオプロセシング ツールを使用するメリットとして、モデルビルダーで反復処理を行う際などにおいて便利です。
※ 事前に道路網データをマップに追加してください。手順
- ArcToolbox の [Network Analyst ツール] → [解析] にある以下のいずれかのツールを使用して、解析レイヤーを作成します。
- ルート レイヤーの作成 (Make Route Layer)
- 到達圏レイヤーの作成 (Make Service Area Layer)
- 最寄り施設の検出レイヤーの作成 (Make Closest Facility Layer)
- OD コスト マトリックス レイヤーの作成 (Make OD Cost Matrix Layer)
- 配車ルート (VRP) 解析レイヤーの作成 (Make Vehicle Routing Problem Layer)
- ロケーション-アロケーション レイヤーの作成 (Make Location-Allocation Layer)
設定するパラメーターは解析の種類によって異なりますが、主に以下のものを設定します。
- 入力ネットワーク データセット
- 出力レイヤー名
- インピーダンス属性:
ネットワーク解析に使用する尺度 (インピーダンス) を設定します。(例: 距離、所要時間)
- 同ツールボックスにある
[ロケーションの追加 (Add Locations)] ツールを使用して、検索の始点、終点の位置を追加します。設定する主なパラメーターは以下のとおりです。
- 入力ネットワーク解析レイヤー: 手順 1 で作成した解析レイヤー。
- サブ レイヤー: ロケーションの追加対象となる、 [入力ネットワーク解析レイヤー] 内のサブレイヤー。
- 入力ロケーション: ロケーションを定義したフィーチャを格納したフィーチャクラス (またはテーブル)。
- 同ツールボックスにある
[解析の実行 (Solve)] ツールを使用して、ネットワーク解析を行います。結果は、手順 1で作成した解析レイヤーに格納されます。
- 必要に応じ、ArcToolbox → [データ管理ツール] → [レイヤーとテーブル ビュー] → [レイヤー ファイルの保存 (Save To Layer File)] で、作成した解析レイヤーをレイヤー ファイルとして保存します。
解析レイヤーのデータソースはメモリ上に存在しています。もし指定の場所にエクスポートしたい場合は、上記の手順3 のあとに、[フィーチャクラス → フィーチャクラス (Feature Class To Feature Class)] を実行するなどして特定のサブレイヤーを出力してください。
もし ModelBuilder でエクスポート処理まで自動実行する場合は、[Model] ウィンドウ の [挿入] → [モデル専用ツール] → [データの選択 (Select Data)] ツールを使用します。[解析の実行] によって出力されたネットワーク解析レイヤーを [入力データエレメント] に指定し、 [チャイルド データ エレメント] で出力対象のサブレイヤーを選択します。- ArcToolbox の [Network Analyst ツール] → [解析] にある以下のいずれかのツールを使用して、解析レイヤーを作成します。
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