FAQ
ポリゴンやラスターの属性値ごとに面積を集計したい (クロス集計) (Spatial Analyst)

ナレッジ番号:2582 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

説明

ポリゴンに重なっているラスター(またはポリゴン)の面積を取得するには ArcToolbox → [Spatial Analyst ツール] → [ゾーン] → [クロス集計] ツールを使用します。
このツールを使うと、2 つのラスター(またはベクター) の指定フィールドを軸とした集計が行われます。
※ 入力データがベクター データの場合は、内部でベクターからラスターへの変換が行われます。
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[クロス集計] ツールのパラメータは以下の通りで、上図の例では以下のように設定しています。

  • 入力ラスタ、またはフィーチャゾーンデータ: ZoneRas ( ラスタデータ )
  • ゾーンフィールド: ZoneRas の属性テーブルのVALUE フィールド
    ※ 出力テーブルの行は、ゾーン フィールドの値ごとに定義されます。
  • 入力ラスタ、またはフィーチャクラス: ClassRas ( ラスタデータ )
  • クラスフィールド: ClassRas の属性テーブルの VALUE フィールド
    ※出力テーブルの列は、クラス フィールドの値ごとに定義されます。
  • 出力テーブル: Tabarea1.dbf
  • セルサイズ: 10

[セルサイズ] について

ゾーン データセットがラスターである場合、ゾーン ラスターと同じ値が割り当たります。
ゾーン データセットがフィーチャである場合、ゾーン フィーチャ データセットの範囲の幅または高さ (どちらか短い方) を 250 で割った値になります。
セルサイズの初期値は、使用するデータの座標系に依存します。

この場合の出力結果の見方ですが、Tabarea1.dbf テーブルでは「VALUE」にはゾーン データに指定した領域のゾーン フィールドの値が表示されます。 ※ZoneRas の Value フィールドには、0、1、2、4の値のみのためこの値だけが追加されています。
「VALUE」が 0 の際に「Value_10」には 300 格納されていますが、これは ZoneRas において 0 となって いる部分と重なる ClassRas には 3 つのセルの 10 という値が存在していますので、3 セル × セルサイズ(10) = 300 という値が入っています。従って上記のようにゾーンとデータがお互い同じ範囲を表し、セル サイズも同じであれば基本的には縦軸と横軸が入れ替わるだけの同様のテーブルが出力されます。

    (例)
  • 「入力ラスタ、またはフィーチャゾーンデータ」 : ClassRas
  • 「入力ラスタ、またはフィーチャクラス」 : ZoneRas
を指定すると以下のようなテーブルになります。
上記のテーブルと比較すると縦軸と横軸が反転したテーブルとなります。

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補足情報

クロス集計の概要と注意点については、以下のヘルプでご確認いただけます。

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