FAQ
ポリゴン (またはラスター) と重なるラスターのセル値を集計したい (ゾーン統計、サーフェス情報の追加)
ナレッジ番号:3064 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21
概要
ラスターデータ(またはポリゴンデータ)を重ねて、ポリゴンやラスターと重なるセルの値で演算する方法をご紹介いたします。
この操作を行うには、Spatial Analyst か 3D Analyst のエクステンション製品が必要です。お使いのエクステンションの種類と出力フォーマットに応じて、以下のいずれかの方法を選択ください。
[ゾーン統計] 、 [ゾーン統計をテーブルに出力] ツールを用いる方法
以下のいずれかに該当する方向けの手順です。- Spatial Analyst エクステンションのライセンスをお持ちの場合
- 出力結果をラスターデータまたはテーブルとして作成したい場合
- 最頻値や範囲など、様々な統計情報を取得したい場合
[入力ラスター、またはフィーチャ ゾーン データ] でポリゴン フィーチャを指定することができますが、集計処理中にポリゴンがラスター化されます。そのため意図した結果が得られない場合があります。詳細はこちらの FAQ でご確認いただけます。
[サーフェス情報の追加] ツールを用いる方法
以下のいずれかに該当する方向けの手順です。- 3D Analyst エクステンションのライセンスをお持ちの場合
- 出力結果をポリゴンとして作成したい場合
統計情報 ゾーン統計 サーフェス情報の追加 平均値(MEAN) 〇 〇 最頻値(MAJORITY) 〇 × 最大値 (MAXIMUM) 〇 〇 中央値(MEDIAN) 〇 × 最小値(MINIMUM) 〇 〇 低頻値(MINORITY) 〇 × 範囲(RANGE) 〇 × 範囲(RANGE) 〇 × 標準偏差(STD) 〇 × 合計(SUM) 〇 × 個別値(VARIETY ) 〇 ×
[ゾーン統計] 、 [ゾーン統計をテーブルに出力] ツールを用いる方法
ゾーン統計
- あらかじめポリゴン フィーチャクラスに、IDのような一意の値を持つ属性を付与しておきます。
- ArcToolbox → [Spatial Analyst ツール] → [ゾーン] → [ゾーン統計(Zonal Statistics) ] をダブルクリックします。
- 表示されるダイアログで各パラメータを設定します。[ゾーン フィールド] には、手順1で追加した一意の値を持つフィールドを指定します。
- [OK] ボタンで処理を開始します。
ゾーン データがラスターの場合、使用する2つのデータのセルサイズが異なる場合は、正確な結果が得られない場合があります。詳細についてはこちらのページでご確認いただけます。
ゾーン統計をテーブルに出力
- あらかじめポリゴン フィーチャクラスに、IDのような一意の値を持つ属性を付与しておきます。
- ArcToolbox → [Spatial Analyst ツール] → [ゾーン] → [ゾーン統計をテーブルに出力 (Zonal Statistics as Table) ] をダブルクリックします。
- 表示されるダイアログで各パラメータを設定します。[ゾーン フィールド] には、手順1で追加した一意の値を持つフィールドを指定します。
- [OK] ボタンで処理を開始します。
[サーフェス情報の追加] ツールを用いる方法
このツールでは、入力フィーチャクラスであるポリゴンに対して直接属性を追加します。
※[MAX_SLOPE]、[MIN_SLOPE]、[AVG_SLOPE] は傾斜率 (%) を算出します。
- あらかじめポリゴン フィーチャクラスに、IDのような他と重複しない属性を付与しておきます。
- ArcToolBox → [3D Analyst ツール] → [ファンクション サーフェス] → [サーフェス情報の追加(Add Surface Information)] をダブルクリックします。
- 表示されるダイアログで各パラメータを設定します。
- [OK] ボタンで処理を開始します。
メタデータ
機能
種類
製品
バージョン