FAQ
スキャナから取り込んだ画像からシェープファイルを作成したい

ナレッジ番号:1039 | 登録日:2023/05/29 | 更新日:2024/11/21

説明

スキャナーで取り込んだ画像を基にシェープ ファイルを作成するには、いくつかの作業を行う必要があります。 スキャナーから取り込んだ画像は、座標値をもっていませんし、シェープファイルのような図形も持っていません。 そのため、画像を基にシェープファイルを作成するには、画像に座標値を付加することが必要です。 また、シェープファイルに、画像を基にして ArcMap の [エディタ] ツールのトレース等を使用してポイント、ライン、ポリゴン等のフィーチャを付加します。

手順

ジオリファレンスの実施

スキャナーで読み込んだラスタデータをトレースするには、まずラスタデータにジオリファレンスによって座標値を与えます。 ジオリファレンスの方法は、関連情報の 「ジオリファレンス(ラスタ データの位置合わせ)をするには?」をご参照ください。

*ジオリファレンスの詳細な方法は、ヘルプをご覧ください。

10.3、10.3.1 以降の場合は こちら

10.1、10.2、10.2.x の場合は こちら

10.0 の場合は こちら

9.x の場合は、ArcMap ユーザーズ・ガイド 305 ページ~

8.x の場合は、ArcMap ユーザーズ・ガイド 404 ページ~

シェープファイルの作成

ラスタデータのジオリファレンスが完了しましたら、[カタログ] ウィンドウまたは ArcCatalog で新規シェープファイルを作成します。

手順

  1. [カタログ] ウィンドウまたはArcCatalogで任意のフォルダを右クリックし、[新規作成] → [シェープファイル] をクリックします。
  2. 作成する新規シェープファイルの設定をします。
    1. 名前:シェープファイルの名前を入力します。 
    2. フィーチャタイプ:作成したいシェープファイルの名称を入力します。
      Point:点
      Polyline:線
      Polygone:面
    3. 空間参照で「編集」をクリックすると「空間参照プロパティ」が表示されますので、「インポート」ボタンをクリックし、ジオリファレンスの基になったシェープファイルをご選択ください。
      *10.1の場合は、[空間参照プロパティ]にて、[座標系の追加] Imageボタン → [インポート] をクリックして、ジオリファレンスの基となったシェープファイルをご選択ください。

フィーチャの作図

新規でシェープファイルが作成できましたら、ArcMap にラスタデータと新規 shape ファイルを追加してフィーチャを作成します。

ArcGIS10.x の場合

関連情報の 「新規でフィーチャ (ポイント、ライン、ポリゴン) を作成する流れ」をご参照下さい。

ArcGIS9.x以前の場合

  1. シェープファイルにフィーチャを作成するには、エディタツールを使います。
  2. エディタツールで「編集の開始」をクリックし、ターゲットレイヤにフィーチャを作成するシェープファイルを指定します。 
  3. スケッチツールを使って、フィーチャを作成する部分の画像をなぞりながら、フィーチャを描きます。

※ ArcScan エクステンションを使用することで、ラスターをベクターに変換する処理を効率よく行うことも可能です。詳細は ヘルプにてご確認ください。

メタデータ

機能

種類

製品

バージョン