FAQ
データに問題がないかどうかをチェックし、修復したい (ジオメトリの修正)
ナレッジ番号：1032 | 登録日：2023/05/29 | 更新日：2024/11/21
説明
ジオデータベースやシェープファイルなどのデータが破損していると、エラーが発生する場合があります。
データが破損する原因として以下のようなことがあります。- 編集を保存中にコンピュータが強制終了した時
- 不正なジオメトリを追加した時
- ArcGIS 以外のソフトウェア（ Excel 等）で編集した時 など
データが破損していると考えられる場合には、[ジオメトリのチェック (Check Geometry)] ツールを使用してジオメトリ （フィーチャの図形形状）に問題があるかどうかを確認できます。
また、ジオメトリに問題が見つかったら、 [ジオメトリの修正 (Repair Geometry)] ツールで修正が可能です。[ジオメトリのチェック] ツール
- ArcToolbox → [データ管理ツール] → [フィーチャ] → [ジオメトリのチェック] ツールを起動します。
- [ジオメトリのチェック] のダイアログ ボックスで、[入力フィーチャ] に検証するフィーチャを指定し、[出力テーブル] に結果のレポートを出力するテーブル名（出力先のパスを含む）を入力します。
- [ジオメトリのチェック] ツールを実行後、作成されたテーブルが [コンテンツ] ウィンドウに出力されますので、テーブルを右クリックして開きます（出力されたテーブルは、[コンテンツ] ウィンドウの [ソース別にリスト] タブ（9.x では [ソース] タブ）が選択されている状態で表示することができます）。
出力されたテーブルの中身が空の状態で表示されていれば、問題はありません。
問題が検出された場合は、テーブル内にフィーチャの ID と問題の原因（Selfintersction 等）が表示されます。
ジオメトリの問題の詳細については、ArcToolbox 内の [ジオメトリのチェック] ツールを右クリックし、ヘルプを参照してください。
[ジオメトリの修正] ツール
ジオメトリのチェックにより、問題が見つかった場合は、[ジオメトリの修正] ツールにて、ジオメトリの修正をします。
- ArcToolbox → [データ管理ツール] → [フィーチャ] → [ジオメトリの修正] ツールを起動します。
- [入力フィーチャ] にフィーチャを選択し、[OK] をクリックします。
※破損してしまったシェープファイルを、完全に元に戻すことはできません。 [ジオメトリの修復] ツールは、破損したデータを表示できるようにする、 またはファイルを開くことができるようにするための作業、またはツールです。
上記の方法で改善されない場合
- データをエクスポートします。 コンテンツ ウィンドウにてデータを右クリック → [データ] → [エクスポート] から、別の新規データとして出力してください。
- データがネットワーク上にある場合は、ローカルにコピーしてください。ローカルにあるデータの場合は、データを<C:\GISdata>の下などの浅い階層にコピーして再度お試しください。
- 属性テーブルのフィールド名を確認してください。フィールド名には、以下のような制限があります。
-フィールド名は10文字以内
-数字で始まるフィールド名
-フィールド名には、アンダースコア( _ ）以外の特殊文字やスペース等を使用しない - シェープファイルをご利用の場合は、すべてのインデックス、空間情報、メタデータファイルを Windows のエクスプローラから削除します。
（ .shp, .dbf .shx. 以外のファイルを削除します。）
※インデックス等を削除する前には、データのバックアップを取っておいてください。 - 他の PC でも問題のあるシェープファイルを開くことができるかどうかご確認してください。
- それでも改善されない場合は、下記の Shapefile Repairer Tool を実行を検討ください。
Shapefile Repairer Tool ツール
以下にある米国 Esri 社のFAQから、ツールのダウンロード リンクにアクセスしてください。
How To: Recover a corrupt shapefile
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