FAQ
ArcGIS Pro: ファイルのパスが格納されたフィールドやテーブルからアタッチメントを追加したい
ナレッジ番号:5982 | 登録日:2025/08/19 | 更新日:2025/10/01
概要
フィーチャにファイルのパスまたはファイル名称が格納されている場合、その情報をもとにアタッチメントを追加することができます。 ここではその手順について紹介いたします。
※ ArcGIS Pro 3.2 以前のバージョンでアタッチメントの追加・削除を行うには、Standard 以上のライセンスが必要です。手順
以下の手順でフィーチャクラスに対してアタッチメントの有効化の設定を行い、パス情報をもとにアタッチメントを追加します。
ここでは下図のように、「Points」というフィーチャクラスに対して、「C:\Temp\Attachments\Images」フォルダーにある PNG ファイルをアタッチメントとして追加します。
- フィーチャクラスの属性テーブルを開き、アタッチメントとして追加したいファイルのパスまたは名称が入力されていることを確認します。
- [解析] タブ → [ツール] をクリックし、[ジオプロセシング] ウィンドウを開きます。
- [ジオプロセシング] ウィンドウの検索欄にて、「アタッチメント」と入力して検索し、[アタッチメントの有効化] ツールをクリックして開きます。
- [アタッチメントの有効化] ツールの [入力データセット] で対象のフィーチャクラス(Points)を選択して実行します。
- [カタログ] ウィンドウで「Points」が格納されているジオデータベースを確認すると、アタッチメントを格納するためのテーブルと、そのリレーションシップクラスが作成されています。
- [ジオプロセシング] ウィンドウの [戻る] をクリックして戻ります。
- 検索一覧を下にスクロールし、 [アタッチメント照合テーブルの作成] ツールをクリックして開きます。
- 以下のようにツールの設定を行い、ツールを実行します。
・ [入力データセット]: 対象のフィーチャクラス
・ [入力フォルダー]: アタッチメントとして追加したいファイルが格納されたフォルダーのパス
・ [出力照合テーブル]: 作成するテーブルの出力先と名称
・ [キー フィールド]: ファイルの名称が格納されたフィールド名
※ [相対パスで保存] については、キー フィールドに格納されたファイルのパスに応じてチェックを入れるかご判断ください。 もし [キー フィールド] に格納されたファイル名に拡張子が追加されていない場合、このフィールドで指定された値と同名の、拡張子が異なる複数のファイルを照合します。拡張子を別途指定したい場合は、[入力データ フィルター] にて拡張子を指定します (設定例:*.png)。 - 処理が終了すると、下図のようなアタッチメント照合テーブルが作成されます。
- [ジオプロセシング] ウィンドウの [戻る] をクリックして戻ります。
- 検索一覧を上にスクロールし、 [アタッチメントの追加] ツールをクリックして開きます。
- 以下のようにツールの設定を行い、ツールを実行します。
・ [入力データセット]: 対象のフィーチャクラス
・ [入力結合フィールド]: 照合テーブルと結合するためのフィールド。今回は OBJECTID を指定します
・ [照合テーブル]: 手順 9 で作成された照合テーブル
・ [照合結合フィールド]: 入力データセットと結合するためのキー フィールド
・ [照合パス フィールド]: ファイルの名称が格納された照合テーブルのフィールド名
・ [作業フォルダー]: ファイルを格納したパス ([照合パス フィールド] で指定したフィールドにパスが含まれていない場合、ファイルを格納したパスをこのパラメーターで指定します。) - 処理が終了するとアタッチメントが追加されます。マップ上でフィーチャをクリックし、アタッチメントが表示されるか確認します。
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