FAQ
ArcGIS Pro: ラベル (テキスト) を CAD データに出力できますか?

ナレッジ番号:5948 | 登録日:2025/06/19 | 更新日:2025/06/19

説明

CAD データは、図を主体とするデータ構造のため ArcGIS Pro 上で表現されるラベル (テキスト) を、直接 CAD データに変換することはできません。
そのためラベルをアノテーションに変換して、変換したアノテーションを CAD データに変換する、という手順が必要となります。

操作手順

  1. [コンテンツ] ウィンドウにて CAD データに変換したいレイヤーを選択 → [ラベリング] タブ → [レイヤー] グループ → [ラベル] をクリックし、ラベルを有効化します。

    ※この時、表示したいラベルのフィールドを変更したい場合は、[ラベリング] タブ → [ラベル クラス] グループ → [フィールド] 横のドロップダウン ボックスをクリックし、任意のフィールド名を選択します。
  2. [コンテンツ] ウィンドウにてラベルを表示したレイヤーを右クリック → [ラベルの変換] → [ラベルをアノテーションに変換] をクリックします。

  3. [ジオプロセシング] ウィンドウにて各パラメーターを設定後、[実行] をクリックします。
    • [入力マップ]:ラベルをアノテーションにしたいレイヤーが表示されたマップを選択します (上記手順の場合、あらかじめ選択されています)。
    • [変換縮尺]:ラベル変換時に設定した縮尺のラベル サイズにアノテーションが変換されます。任意の値を入力してください (上記手順の場合、表示中のマップの縮尺があらかじめ入力されています)。なお、マップに対して基準縮尺を設定されている場合は、その縮尺が適用されます。
    • [変換]:当該レイヤーのラベルのみアノテーションに変換したい場合は、[単一レイヤー] を選択してください (上記手順の場合、[単一レイヤー] があらかじめ選択されています)。マップ内のすべてのラベルをアノテーションに変換したい場合は、[マップ内のすべてのレイヤー] を選択してください。
    • [フィーチャレイヤー]:アノテーションに変換したいラベルを含んだレイヤーを選択してください (上記手順の場合、あらかじめ選択されています)。
    • [出力ジオデータベース]:任意のジオデータベースを選択してください (デフォルトでは、当該プロジェクトのジオデータベースが選択されています)。
    • [アノテーション接尾辞]:作成されたアノテーション フィーチャクラスの名前の後ろにつく文言を設定できます (デフォルトでは Anno が入力されています)。
    • [範囲]:アノテーションに変換したいラベルの範囲を設定します (上記手順の場合、現在のマップ範囲があらかじめ入力されています)。
    • [未配置ラベルをアノテーションに変換]:配置 (マップ上に表示) されていなかったラベルを未配置ラベルと言い、その未配置ラベルをアノテーションに変換するか、を選択できます。
    • [シンボル テーブルからシンボルを選択]:特定のテキスト シンボル プロパティのみを編集できるようにするか、を選択できます。
    • [フィーチャリンク アノテーションの作成]:出力されたアノテーションがほかのフィーチャクラスとリンクされるか、を選択できます (例えば、元のラベルのフィーチャとリンクさせておくことで元のフィーチャのラベルの属性情報を変更すると自動でアノテーションも変更されます)。
    • [出力レイヤー]:任意の保存先、名称を入力します (デフォルトでは GroupAnno が入力されています)。

  4. [コンテンツ] ウィンドウとマップに変換したアノテーションが追加されます。
  5. [ジオプロセシング] ウィンドウにて [戻る] をクリックし、[ツールの検索] バーで「CAD へエクスポート」と入力し、検索結果より [CAD へエクスポート] ツールを選択します。

  6. 以下のパラメーターを設定後、[実行] をクリックします。
    • [入力フィーチャ]:CAD データに含めたいフィーチャを選択してください (複数選択可能)。
    • [出力タイプ]:任意のファイル形式およびバージョンを選択してください。
    • [出力ファイル]:任意の名称を入力してください ([入力フィーチャ] を選択すると自動で入力されます)。



作成された CAD データを CAD ソフトで開くと、ラベルも出力されていることが確認できます。

 


関連する質問

メタデータ

種類

機能

製品

バージョン