FAQ
ArcGIS Pro: 時系列データを持つ多次元ラスターを作成したい
ナレッジ番号:5809 | 登録日:2024/07/08 | 更新日:2024/11/21
概要
多次元ラスター データは、複数の時間、深さ、または高さ等が収集された画像で構成されており、基本的なデータ管理構造は、多次元モザイク データ セットと多次元 CRF です。
本 FAQ では、複数のラスターから時系列データをもつ多次元モザイク データ セットを作成し、その多次元モザイク データ セットをクラウド ラスター形式(CRF)に変換する手順を紹介します。
ご参考:多次元ラスター データ
手順
- こちらの FAQ の手順でモザイク データ セットを作成し、モザイク データ セット内にラスターを追加します。
- 1. の手順で作成されたモザイク データ セットの属性テーブルを開きます。
- こちらの FAQ の手順でフィールド名「Variable」でテキスト型のフィールドと、フィールド名「Time」で Date 型のフィールドを新規追加します。
※Landsat 等の変数や時系列のフィールドをすでにもっているラスターをご利用の場合、こちらの手順 3. ~ 5. は不要です。 - 「Variable 」のフィールド名を右クリック → [フィールド演算] をクリックし、式に Variable =“Height” と入力し実行します。
- 「Time」のフィールドに、画像ごとの年日時を入力します。
- [解析] タブ → [ツール] → ツールの検索欄で [多次元情報の構築] ツールを検索し、立ち上げます。
- 以下のようにパラメーター設定を行い、ツールを実行します。
[モザイク データ セット]:作成したモザイク データ セット
[変数フィールド]:変数名を格納するモザイクデータセットのフィールド(ない場合は上記手順で作成した「Variable」フィールド)
[変数名]:変数フィールドに関する追加情報を指定します。(変数フィールドに上記手順で作成した「Variable」フィールドを指定した場合は「Height」)
[ディメンション フィールド]:時系列が格納されているフィールド(ない場合は上記で作成した「Time」フィールド) - [解析] タブ → [ツール] → ツールの検索欄で [ラスターのコピー] ツールを検索し、立ち上げます。
- 以下のようにパラメーター設定を行い、ツールを実行します。
[入力ラスター]:モザイク データ セット
[出力ラスター データセット]:ご希望の場所と名前(拡張子に .crf をつけます)
[形式]:クラウド ラスター形式
※ NetCDF 形式等他の形式も選ぶことができます
[多次元として処理]:チェックを入れます
補足情報
Landasat から多次元ラスターを作成するチュートリアルはこちらから確認できます。
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